2020.8.2 12:00

【球界ここだけの話(2043)】オリックスの新外国人、アデルリン・ロドリゲスという男

【球界ここだけの話(2043)】

オリックスの新外国人、アデルリン・ロドリゲスという男

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
サヨナラ3ランを放ったオリックス・ロドリゲス=京セラドーム大阪

サヨナラ3ランを放ったオリックス・ロドリゲス=京セラドーム大阪【拡大】

 7月31日の日本ハム戦(札幌ドーム)に勝利し、連敗を「4」で止めたオリックス。今季1軍初昇格のスティーブン・モヤ外野手らの活躍もあり、白星をつかんだ。その代わり、あの男が1軍を去った。新外国人、アデルリン・ロドリゲス内野手(前パドレス3A)である。

 同29日の同戦で左腕に死球を受け、翌30日に札幌市内の病院でエックス線、CT検査を受けた結果、「左前腕部の打撲」と診断された。骨には異常はないというが、大事を取り、同日に出場選手登録を抹消された。

 来日1年目の今季はここまで35試合に出場し、打率・223、5本塁打、19打点。日本の野球に対応している途中ではあるが、7月10日の日本ハム戦(京セラ)の九回に放った来日初のサヨナラ弾は驚愕の一撃だった。

 低いライナー性の弾道で左翼2階席まで一直線。フェンス直撃の打球かと思ったが、まさかの逆転サヨナラ3ランとなった。歓喜に沸くナインにホームベースで出迎えられたが、ロドリゲスは満面の笑み、ではない。周囲では、ラグビーの稲垣啓太以上に「笑わない男では…?」とも言われ始めている。

 だが、そんなロドリゲスが腹を抱えて笑っているシーンもあった。6月30日からの西武6連戦(メットライフ)中。西村監督と何か会話をした後、ロドリゲスは膝から崩れ落ち、笑い転げた。日本語なのか、英語なのか、いったい何を話したのか…。新型コロナウイルスの影響により、取材規制がかかっている現状では話を直接聞くことができず、もどかしい。

 榊原が今季初勝利を挙げた7月24日の楽天戦(楽天生命パーク)では、三回に迎えたピンチの場面で、一塁手のロドリゲスが1人、マウンドの榊原のもとに向かい、何やらアドバイス。三回だけで2度も声をかけに向かった。榊原によると「日本語で『ダイジョーブ、ダイジョーブ』と言ってくれた」という。

 超大物助っ人、アダム・ジョーンズ外野手(前ダイヤモンドバックス)らとともにチームに新加入したロドリゲス。首脳陣によると、幸いにも軽傷だという。早期復帰を願うとともに、彼の素顔をもっと取材できる日を楽しみにしている。(西垣戸理大)