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【よみがえるノムラの金言】野村克也氏「ベンチは休憩して談笑する所ではない」

【よみがえるノムラの金言】

野村克也氏「ベンチは休憩して談笑する所ではない」

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よみがえるノムラの金言
さようなら 野村克也さん追悼
凡退後、ベンチに戻っても悔しそうな表情はなかった大谷(後方左)

凡退後、ベンチに戻っても悔しそうな表情はなかった大谷(後方左)【拡大】

 ベンチとはどういう場所か-。2月11日に急逝した野村克也さん(享年84)が、専属評論家としてサンケイスポーツに残した言葉を振り返るヘリテージ(遺産)連載。2013年に、現エンゼルス・大谷翔平投手(26)=当時日本ハム=の“二刀流”を評論したとき「ベンチとは」の答えが導き出された。(構成=内井義隆)

 海の向こうから、大谷の話題が連日のように飛び込んでくる。2シーズンぶりに“二刀流”が復活。日本時間25日にはDHで、同27日には投手で出場するという。期待感は日増しに高まっている。

 その大谷が日本ハムに入団して1年目。まだ「投手か打者か」の議論が盛んだった頃。ノムさんにも“輪”に加わってもらった。

 2013年6月5日、巨人-日本ハム戦(東京ドーム)の『ノムラの考え』だ。

 もちろん「現段階の力量から見て」という大前提を掲げた上で「投手1本でいくべきである」と進言している。それは主に、打者としての適性を分析する形で語られていった。

 まず、追い込まれたら打てない。フォークボールには対応できず、高めのつり球、空振りゾーンにも手を出す。さらに、引っ張れないと指摘した。

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  • 二回無死一塁で空振り三振した大谷
  • 四回無死一塁では浅い中飛。大谷は走者を進めることができなかった