2020.7.15 07:30(1/2ページ)

【特別寄稿】江本孟紀氏、2人の采配に違い 温情捨てきれない長嶋さん、勝つために非情に徹する原監督

【特別寄稿】

江本孟紀氏、2人の采配に違い 温情捨てきれない長嶋さん、勝つために非情に徹する原監督

昨年8月21日の中日戦前にベンチで会話する江本氏(左)と原監督。通算1035勝で単独12位となった名将を独自の視点で分析した

昨年8月21日の中日戦前にベンチで会話する江本氏(左)と原監督。通算1035勝で単独12位となった名将を独自の視点で分析した【拡大】

 (セ・リーグ、広島2-7巨人、4回戦、巨人2勝1敗1分、14日、マツダ)巨人・原辰徳監督(61)が、長嶋茂雄終身名誉監督(84)を超える監督通算1035勝を記録した。原監督を長年間近で見てきた江本孟紀氏(72)=本紙専属評論家=が、その「名将」たるゆえんを明かした。

 長嶋茂雄さんの下で監督業を勉強し、長嶋さんを超えた。はっきりとした目標設定があるからこそ、意欲と執着心が生まれ、成果を出せる。原監督がそれを実証したね。

 境遇も長嶋さんと似ている。1度クビになり、返り咲いて、なお実績を重ねているところだ。素晴らしいことだよ。

 2人の違いは-。長嶋さんは人のよさが出て、温情を捨てきれない面があった。原監督には、生え抜きも外様も、ベテランも若手も関係ない。駄目なら落とす。良ければすぐ使う。勝つために非情に徹している。

 ベースにあるのは、東海大相模高時代の監督だった父・貢さん。決して、えこひいきしない。何かあると、真っ先に自分が殴られたという。根っこの部分で“情”がつながっていれば、どんなに厳しく接しても大丈夫。10代にして、そこを学んだのだろう。

【続きを読む】