雨で中止になるかも…。考えることはみんな同じ。トラ番も巨人担当も普段より早く球場入りしていました。午後1時。阪神の練習開始前に甲子園球場の周りをウロウロしていたのが、ビヤ樽編集委員三木建次です。
「きょう、甲子園の取材は俺とキャップ大石(豊佳)とサブキャップ安藤(理)の3人。大石はデスクとの打ち合わせがあるし、安藤は練習を代表取材で見ることになったから、周辺取材は俺がやっとかんと」
球場前のタイガースショップ、右翼スタンド後方の甲子園素盞嗚(すさのお)神社。阪神ファンがいそうなところを歩き回っていました。
「もう何人か、いてはるわ」
そのとき、耳に飛び込んできたのが大音量の球場内の放送です。ファンの応援メッセージを集めて一つの動画にまとめた「オープニングムービー」。音楽ユニット「globe」のマーク・パンサーさんがリミックスした楽曲を使用した「選手呼び出しBGM」。中継を見ながらスマホのボタンをタップすると、その数に応じた音量の歓声や拍手が流れる「リモート応援システム」。甲子園開幕に合わせて準備された演出のマイクテストが始まったのです。