2020.7.1 05:02

阪神・青柳、防御率0・75でトップ浮上 トラ唯一の光や、2戦連続好投

阪神・青柳、防御率0・75でトップ浮上 トラ唯一の光や、2戦連続好投

6回1失点でも負け投手の青柳。防御率はリーグ1位になった(撮影・松永渉平)

6回1失点でも負け投手の青柳。防御率はリーグ1位になった(撮影・松永渉平)【拡大】

 (セ・リーグ、中日5-0阪神、1回戦、中日1勝、30日、ナゴヤD)粘投も報われなかった。0-0の六回2死一、二塁。中日・阿部の打球が一、二塁間をゴロで抜けると、青柳はマウンド上で顔をしかめた。

 「打ち取れるボールで勝負しにいったが…。結果として打たれてしまったので。フルカウントにしたのが反省です」

 6回103球を投げて4安打1失点。4四死球。二回以降、毎回走者を許す苦しい投球が続いたが、低めを丁寧についてゴロアウトは8つ。最少失点にしのいでいた。

 “青柳劇場”もあった。三回、京田の投手正面のゴロを処理して、一塁にバウンドさせて送球。これがツーバウンドとなってセーフ(記録は内野安打)にした。その後、2死一、二塁のピンチを招いたが、平田をスライダーでバットの空を切らせると、五回には内野安打と死球で作った無死一、二塁のピンチを切り抜けた。相手から次々と投前へのバントを狙われたが、封じ込めた。

 今季初登板だった23日のヤクルト戦(神宮)は七回途中1安打無失点。開幕から10試合を消化したが、阪神の先発陣が挙げた唯一の白星だった。この日も6回1失点。打線の援護に恵まれず、防御率0・75でセ・リーグトップに浮上したのは、あまりにも皮肉。矢野監督は「ゴロ打たせて“らしい”ピッチングができたけど、打線が打てないんで。それに尽きるやろうなあ」とフォローした。

 青柳は「負けちゃったんで。悔しいです」と歯を食いしばった。西勇とともに3連戦の頭を任されている。いくら好投しても負けは負け。青柳の次回登板は、甲子園開幕となる7月7日の巨人戦が有力。この悔しさは、敵地で開幕3連敗を喫した“伝統の一戦”でぶつける。(三木建次)

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  • 三回、先頭の京田のゴロを捕球した青柳(撮影・甘利慈)
  • 一塁にゆっくりと投げ、内野安打にしたが、このピンチも防ぎ、6回1失点。それでも敗戦投手になった(撮影・松永渉平)