2020.6.30 19:06

巨人・会田コーチ、人命救助の場面を激白「焦ることなく落ち着いてできた」

巨人・会田コーチ、人命救助の場面を激白「焦ることなく落ち着いてできた」

巨人の会田有志3軍投手コーチ

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 巨人・会田有志3軍投手コーチ(36)が取材に応じ、人命救助の場面を激白した。

 会田コーチは28日の午後8時過ぎ、川崎市のジャイアンツ球場から帰宅中に、東京・中央区にある都営新宿線の馬喰横山駅構内で人が倒れているのを発見。すぐに救護活動に入った。

 「下りエスカレーターの一番下の部分に、60~70代とみられる男性があおむけに倒れていました。顔面は血だらけ。胸の動きはなく、目も呼吸も普通ではなかったので、胸骨圧迫を行いました。焦ることなく、落ち着いてできたと思います」

 通勤時間帯で人通りも多く、周りには心配そうに見つめる人ややじ馬が多く集まっていたが、どうしたらいいのか分からない様子で、素通りしていく人も多かったという。そこで会田コーチは周囲に119番通報と自動体外式除細動器(AED)を取りに行くよう依頼し、心肺蘇生法を開始した。

 「後から第一発見者の方に聞いたところ、エスカレーターに乗っていた男性が急に前に倒れこんで、そのまま転げ落ちてしまったということでした」

 2010年4月に、当時コーチを務めていた木村拓也さんがグラウンドで倒れ、37歳で急逝。会田コーチは木村さんと同じ2009年に現役引退し、一緒に引退セレモニーを行っただけに、「選手の命を守りたい」との意識を強く持っていたという。16年には「アスレティックトレーナー」の資格を取得。人命救助は初めての体験だったが、AEDも使いこなし、「普段の準備が役に立ってよかった」と話した。

 誰もが医療やトレーナーの資格を持ち合わせているわけではないが、そうした場面に居合わせた場合はどうしたらいいのだろうか。

 「まずは119番通報をしてください。いわゆる『死戦期呼吸』(心停止直後にみられる、しゃくりあげるような呼吸)がみられたらすぐに心肺蘇生が必要です。AEDは誰でも簡単に使えるものですし、もし必要なければ機械が判定して教えてくれるようになっています」

 28日の夜には、男性が無事回復したとの連絡があり、「ホッとしました。本当によかったです」と一安心の様子だった。