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【池田純 S-Businessの法則】無観客の先へ 平常時と緊急時の「デュアルスタンダード」を作っておくべきだ

【池田純 S-Businessの法則】

無観客の先へ 平常時と緊急時の「デュアルスタンダード」を作っておくべきだ

特集:
池田純 S-Businessの法則
池田純氏

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 プロ野球が、あす19日に開幕します。ただ、当面は無観客。入場料など全売り上げの6割ほどが減るはずです。これでは経営は苦しいまま。私は、早く観客を入れるべきだと思っています。

 挑戦した人にしか見えない景色がある。それは物事の道理です。プロ野球は先陣を切って動き出したからこそ、PCR検査の導入などコロナの時代の新たな開催の形が見え始めています。

 経営に苦しむヨガスタジオが動画配信を導入したところ、育児中の人や男性ら新たな顧客の開拓につながったという話を聞きます。挑戦した人だけが知る蜜の味。それは、まさに「ビジネスの法則」です。忖度や言い訳をせず、批判や逆風を恐れず、まずはやってみればいいのです。

 そして、ゴールは平常時と緊急時の「デュアルスタンダード」をつくることにあります。今回のコロナ禍が収束しても、再びパンデミックが起こるリスクは残る。球場を満員にするのが平常時なら、最低限の経営が成り立つ緊急時の“保険”も作っておくのが経営者のあるべき姿です。

 3、4万人を動員できるスタジアムなら3密を避けるのは難しくないでしょう。1000人限定で10万円のチケットを売ってもいい。VIP席なら家族で100万円出しても欲しい人はいるはずです。

 鬱憤がたまるコロナ社会で一層「ライブで騒げること」の価値は上がっています。経済の低迷があるとはいえ、求められているものは価格を上げても社会が受容する。早急に先行事例をつくれば、他のエンターテインメント業界、来夏の東京五輪の開催にもつながっていきます。

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