2020.6.6 08:00

【星野伸之 緩急自在】対応力ある「糸井1番」大賛成

【星野伸之 緩急自在】

対応力ある「糸井1番」大賛成

三回、左翼ポール直撃の2点本塁打を放った糸井。頼もしい切り込み隊長だ(撮影・門井聡)

三回、左翼ポール直撃の2点本塁打を放った糸井。頼もしい切り込み隊長だ(撮影・門井聡)【拡大】

 (練習試合、阪神4-7ソフトバンク、5日、甲子園)足の状態さえ万全であれば、やはり糸井は最も1番に適している。

 長打がある、というのはもちろんだが、本塁打はこれまでの実績でもシーズンを通せば20本ほど。それよりも、やはり対応力があるところがいい。立ち上がりからあの技術を見せられると、投手は非常に嫌だと思う。

 この日のムーアは、立ち上がりから力感なくすごくいいボールが来ていた。9番・北條に2死から四球を与えて「どうしたのかな」と思ったが、糸井はそういうところで確実に捉えてしまう。バッテリーはゴロを打たせようとしたのかもしれないが、その外角カットボールを、糸井はうまくレフトへもっていった。

 近本を2番で機能させたいという矢野監督の意図においても、糸井が1番に入るのを投手は最も嫌がると思う。足のけがは多いが、もともと去年も1番は糸井がいいんじゃないかとみていた。糸井が出て、スチールもできる。近本でいろんな作戦が立てられる。併殺もなく、走者が入れ替わっても近本が盗塁できて、かき回せる。

 糸井を欠いて戦っていた昨季の最後、6連勝したあたりから、阪神打線はつながるようになっていると感じる。投手があきらめずに辛抱すれば頑張ってくれる、全体的にいやらしい打線になってきた。糸井の1番は大賛成。ここが機能すれば、非常に期待できる。(本紙専属評論家)

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