2020.6.4 05:04

阪神・藤浪、右胸の張りで途中降板 77日ぶり登板…弱り目にたたり目

阪神・藤浪、右胸の張りで途中降板 77日ぶり登板…弱り目にたたり目

特集:
藤浪晋太郎
八回無死で降板した藤浪。思わずアクシデントとなった(代表撮影)

八回無死で降板した藤浪。思わずアクシデントとなった(代表撮影)【拡大】

 “みそぎ”登板もアクシデント…。遅刻により2軍降格中の阪神・藤浪晋太郎投手(26)が3日、2軍のソフトバンクとの練習試合(鳴尾浜)に登板も、2回0/3を4安打3失点。77日ぶりの実戦登板だったが、3イニング目に右胸の張りを訴え、緊急降板した。試合は8-9で敗れた。

 弱り目にたたり目だ。投球で再出発の決意を示したかった藤浪だが、活動再開後初の実戦登板で右胸の張りを訴え、途中降板。取材対応のなかった本人に代わり、平田2軍監督が説明した。

 「本人は『もう1人行かせてください』とは言っていたけど。せっかく順調にブルペンでもよかったし、1イニング目もよかったんでね」

 3月26日に新型コロナウイルスの陽性反応が出て入院。4月7日に退院後は徐々に状態を上げ、5月24日のシート打撃でも好投。開幕ローテ入りをアピールしていた。

 ところが、同28日の甲子園での集合練習に遅刻し、矢野監督と話し合った上で無期限の2軍調整が決定。3月18日のオリックスとの練習試合(オセアンBS)以来、77日ぶりの実戦登板となったこの日は、名誉挽回のためにも結果を出したいところだったが…。

 六回にマウンドへ。いきなり2者連続三振を奪う順調な立ち上がりから、異変は2イニング目以降に表れた。七回は2死一塁から連打を浴び、2失点。八回は先頭打者に直球を弾き返され、二塁打を許したところで香田2軍投手コーチがマウンドへ。続投も、次の打者に四球を出し、交代を告げられた。2回0/3を4安打3四球3失点、4奪三振。六回に最速154キロを計測したが、七回以降は140キロ台とガクッと球威が落ちていた。

 今後は様子を見て判断する予定。平田監督は「心配だよ。(検査)結果次第。あとはトレーナーと(相談して)。今日のゲームに懸けている気持ちがあったと思う」と心境をおもんぱかった。

 4月23日の会見で「野球のプレーで取り返すしかない」と話していた藤浪。どん底まで打ちのめされようとも必死で前を向いて、もう一度はい上がるしかない。(織原祥平)