2020.6.4 05:02

日本ハム・吉田輝星、まるでジェットコースター 藤岡に逆転2ラン被弾のち鳥谷三振!福田秀三振!!

日本ハム・吉田輝星、まるでジェットコースター 藤岡に逆転2ラン被弾のち鳥谷三振!福田秀三振!!

約3カ月ぶりの実戦登板に臨んだ吉田輝。本塁打を浴びた後は、きっちりと抑えた(撮影・戸加里真司)

約3カ月ぶりの実戦登板に臨んだ吉田輝。本塁打を浴びた後は、きっちりと抑えた(撮影・戸加里真司)【拡大】

 日本ハム・吉田輝星投手(19)が3日、ロッテとの練習試合(ZOZOマリン)の七回から4番手で登板し、1回2安打2失点。3月6日以来の実戦登板で藤岡に逆転2ランを浴びたが、鳥谷と福田秀を連続三振に仕留めた。昨季1勝だった右腕が、2年目の飛躍を期す。試合は5-5で引き分けた。

 約3カ月ぶりの実戦登板。吉田輝は藤岡へ投じた140キロの直球を、右翼席に運ばれた。

 「練習だけで先が見えない中で、やっと試合の楽しさが少し味わえた。打たれてしまいましたけど、もっとこれからよくなると思う」

 1点リードの七回に4番手で登板し、1死二塁でまさかの逆転弾を浴びた。だが、直後に快投を見せた。

 続く鳥谷、福田秀から連続で空振り三振を奪った。プロ16年で通算2085安打のベテランを142キロの直球、ソフトバンクからFAで加入した左打者を133キロのスプリット・フィンガード・ファストボールで仕留めた。1回2安打2失点で、最速は144キロ。3月6日の阪神戦(甲子園)以来となるマウンドは、課題と収穫を同時に得た。

 公式戦の開幕が延期されたことで投球フォームを修正し、直球に磨きをかけた。マウンドから踏み出す左足が、三塁側に入る部分を改善。本塁打こそ浴びたが、2三振につなげた。

 外出禁止が続くため、千葉・鎌ケ谷市の寮や球団の練習施設で過ごしている。午前中に練習し、午後は動画配信サービス『ネットフリックス』で映画などを見て気分転換。プロ2年目の飛躍へ牙を研いでいた。

 しかし、栗山監督は躍動感を欠いた投球に「打たれてもいいが、吉田輝星らしさがそこに本当にあったのか。まとまってしまっているように見える」と不満を口にした。新人だった昨季は1勝。指揮官の厳しい言葉は、期待の裏返しだ。

 「今度はしっかりと結果を出して、試合が終わった後に笑えるようにしていきたい」。秋田・金足農高3年時に出場した2018年夏の甲子園大会で準優勝。高校野球を沸かせた右腕が、今年はコロナ禍に苦しむ日本列島を勇気づける。(山口泰弘)

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