2020.6.2 13:00

【球界ここだけの話(1982)】3年生が秋季大会に参加して来年のセンバツに出場?

【球界ここだけの話(1982)】

3年生が秋季大会に参加して来年のセンバツに出場?

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話

 ある高校の野球部監督から「秋季大会に3年生が参加して、選抜に出られないか-という声が上がっているの知ってますか?」という電話が入った。全国高校野球選手権大会中止が決まり、各都道府県高野連が独自の大会開催に向け協議を重ねている最中のことで、西の方からだとも聞いた。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選抜大会も選手権も中止。全国的な救済案も出ていないことから、今秋は特例として3年生が参加でき、選抜大会も来年3月中に行えば可能ではないかという考えに基づいたものだ。

 現状の高校野球には参加資格の規定があり、全ての登録期間内で、選手権大会は3回まで、選抜大会へは2回までで、3年生は夏の全国選手権までとなる。

 しかし、野球以外のサッカー、バレーボール、ラグビー、バスケットボールは年末年始に「全国大会」があり、3年生が出場している。歴史的にいえば、バレーボールは「春高バレー」の愛称で3月中旬から下旬にかけての開催だった。この大会に出た3年生と、同じ春休み期間中に開かれた選抜高校野球大会に「3年生」として出ていたのは新3年生という違いがあった例も残っている。

 緊急事態宣言が解除されたものの、分散登校や滞在時間制限がまだ続き、通常の登校や課外活動ができるまで時間を要し、夏休みも短縮される中での無観客が原則の代替大会の資金確保、日程編成開催には難しさ、厳しさがある状況。プロ野球サイドからは、プロ志望届提出者のトライアウト的イベント案が浮上している。

 秋にドラフト会議が開かれ、その指名選手は選抜大会に出場できるかどうか?などという疑問はさておき、「3年生の秋に、もう一度全国大会出場のチャンスをかけてがんばらせたい」という声がどこまで、どう伝わるか。(赤堀宏幸)