2020.5.30 05:02

ヤクルト・石山、青木の助言でスライダー改良 守護神の座奪回だ

ヤクルト・石山、青木の助言でスライダー改良 守護神の座奪回だ

オンライン取材に応じる石山。ヤクルト浮上の鍵を握る右腕だ(球団提供)

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 ヤクルト・石山泰稚投手(31)が29日の練習後、オンライン取材に応じ、スライダーの改良に取り組んでいることを明かした。青木宣親外野手(38)から、左打者の左脚に食い込むような軌道を描く「バックフット・スライダー」が有効だと助言を受け、試行錯誤。練習では手応えをつかんでおり、“新球”を武器に守護神の座を取り戻す。

 本来のポジションに返り咲くべく、進化を求めた。守護神候補の右腕・石山が、スライダーの改良に手応えを示した。

 「青木さんに打席に立ってもらって、『内角に攻めてくるボールがあったらいいんじゃないか』と(言われた)。(左打者に)食い込むようなボールを練習しています」

 きっかけは、野手目線の助言。日米通算2365安打を放っている球界屈指の左打者、青木の言葉だった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、実戦が満足にできなかった期間。ブルペンで青木に打席に立ってもらい、意見交換をした。左打者の後ろ脚、つまり左脚に食い込むような軌道を描く右投手のスライダーは「バックフット・スライダー」と呼ばれ、米大リーグ、ツインズの前田健太らが得意としている。

 昨季までは左打者に対し、最速152キロの直球とフォークボールを軸にしていた石山。2月の沖縄・浦添キャンプから本格的に取り組んでいる新球のチェンジアップとともにブルペンで投げ込んでおり、「いい感じです。実戦で試していきたい」と、投球の幅を広げようとしている。

 2018年には71試合に登板し、セ・リーグ2位となる35セーブをマーク。しかし昨季はコンディション不良の影響で34試合登板、10セーブにとどまった。

 「1年間フルで戦うのは大前提。なんとか(抑えを)奪いにいけたらと思います」と視線を鋭くした。昨季最下位からの巻き返しへ、浮上には石山の復活が欠かせない。(横山尚杜)