2020.5.21 08:00

江本孟紀氏、球児にエール「次の目標を持て」 この先もまだ野球ができる場所ある

江本孟紀氏、球児にエール「次の目標を持て」 この先もまだ野球ができる場所ある

江本孟紀氏

江本孟紀氏【拡大】

 あらゆるスポーツができないこのご時世、今回の中止決定は無理もない。球児はかわいそうだけど、高校野球というものは教育の一環でやっているわけだから。

 大会自体がなくなるというのは、なにも高校野球だけでなく、スポーツに関わる多くの人が同じような思いをしている。裏を返せばみんな、目指す場所へ行けなかったということ。感情論で球児がかわいそうと言い続けても仕方がない。中止も一つの人生と思わないといけない。

 もちろん、個人的には試合をやらせてあげたい。だから、大会に代わるようなものをやってあげてもいいのかなと思う。大人は子供たちの心のよりどころを作ってあげないといけない。

 だが、球児が甲子園を目標に頑張ってきたのは分かるけど、それだけが野球人生ではない。

 エモトも高知商高3年春、選抜出場を決めながらも大会直前、控え部員の暴力行為が発覚し、連帯責任で出場取り消し。しかも、1年間の対外試合禁止。夏の甲子園に出られなかったが、法大を経てプロでは11年間プレーし、8年連続2桁勝利など通算113勝を挙げることができた。

 球児にはこの先も大学、社会人、独立リーグ、クラブチーム、プロ野球…と、まだ野球ができる場所はある。だから、感情的にならずに次の目標を持て、と言葉を送りたい。(本紙専属評論家)