2020.5.2 13:00

【球界ここだけの話(1951)】阪神コーチ陣の自宅待機も2カ月目へ 「緊急事態宣言」の延長濃厚で

【球界ここだけの話(1951)】

阪神コーチ陣の自宅待機も2カ月目へ 「緊急事態宣言」の延長濃厚で

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サンスポ記者の球界ここだけの話

 NPB12球団の大半は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン&代表取材という形で情報を発信。4月15日に自主練習を再開した阪神もオンライン取材で対応し、報道陣には選手、コーチへの直接取材の自粛要請が出ている。

 5月1日、阪神でコーチ経験のあるOBから電話があった。

 「コーチは『いつになったら全体練習が始まるのか』をすごく気にしていたんだ。なにか情報はあるか?」

 即答できなかった。5月6日までが期限だった「緊急事態宣言」が延長になることが濃厚となったからだ。球界にとってもショッキングなニュース。開幕はもちろん、全体練習再開のメドも立たない状況だ。

 阪神の選手は午前、午後に分かれて甲子園、2軍施設の鳴尾浜で自主練習を行っているが、監督、コーチらの練習視察はNG。コロナの感染リスクを少なくするための措置でコーチらは3月下旬に藤浪ら3選手が、球界では初となる新型コロナウイルスに感染(すでに回復し、練習復帰)してから“自宅待機”が続いている。これで2カ月目に突入することは決定的となった。

 このOBによると、あるコーチはこうも言っていたそうだ。

 「あれから1カ月、ほとんど外出はしていない。コンビニやスーパーにもいっていない。朝早く起きて、ジョギングしようにも近所の公園は人がいっぱいで。万が一、コロナになってしまうと球団に迷惑がかかってしまうから」

 阪神以外の球団の選手からコロナ感染者は出ていない。新たにチーム内から感染者が出れば、他球団や球界全体にも悪影響を及ぼしてしまう…との思いがあるようだ。

 「最近、テレビなどで過去の阪神の試合を再放送している。勝った負けたで一喜一憂していたころが懐かしい」と、コーチの思いを伝えてくれたOBも寂しげな声だ。多くのプロ野球記者も在宅勤務が続いている。早く『日常』が戻ってほしい、と願うばかりだ。(三木建次)