ニューヨークのスーパー外にはソーシャルディスタンスを守りながら、長蛇の列ができていた(撮影・竹濱江利子)
スーパーのレジ前の床には6フィート(約180センチ)の間隔を守るようにシールが貼られている(撮影・竹濱江利子)
ロス市内の交差点では停車するドライバーに5ドルのマスクを売りつける人も現れた(撮影・山田結軌)
感染予防で横断歩道のボタン上には「ドント・プッシュ」の張り紙(撮影・山田結軌)
試合はないのに…。ドジャースタジアムの駐車場は臨時でレンタカーの置き場所となっている(撮影・山田結軌)
普段は混雑するシアトルの道路もガラガラ…(撮影・丹羽政善) ギャラリーページで見る 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米大リーグは3月26日に予定していた開幕が延期。多くの州で外出禁止令が発令されてから、約1カ月が経過した。サンケイスポーツのMLB担当、ロサンゼルスに滞在中の山田結軌記者(37)、ニューヨーク在住の竹濱江利子通信員(37)、シアトル在住の丹羽政善通信員(52)が電話で座談会を行い、各都市の現状をリポートする。
山田 MLBは新たな開幕日、キャンプの再スタートなどの日程が依然、みえていません。感染者が全米で一番多いニューヨーク(NY)の様子はどうですか?
竹濱 私は10日に一度くらいのペースで外に出て食料を調達するのがやっと。野球がプレーできるまで世の中が安全になるのか…。全く想像ができません。
山田 食料品などは普通に買うことができますか?
竹濱 4月上旬にはスムーズに入れた近所のスーパーも、10日後には長蛇の列ができていて驚きました。待っている人はマスクなどで顔をカバーし、ソーシャル・ディスタンスとされる6フィート(約180センチ)離れていた。30分ほどでようやく店内へ。食料はほぼそろっていましたが、野菜の値段は普段より割高。例えば、アボカド2個は通常3ドルが5ドルに。ベーコン、卵、パスタなどが、ほぼなかったことが印象的でした。
山田 シアトル在住の丹羽さんの状況はいかがでしょう?
丹羽 スーパーへの入店制限などは特になく、品数もほぼ通常通りだね。電車、バスといった公共機関は利用者が少ないので、間引き運転が行われている。道路の渋滞もなし。外を歩いている人はマスクもしていないけれど、スーパーでは、マスクをつけている人が圧倒的に多いね。
山田 マスクをつける習慣がなかった米国でも、マスク姿は普通になりつつありますね。ロサンゼルス(LA)では、マスクがないとスーパーで買い物をすることができなくなりました。交差点でマスクを売っている人まで現れて。ゴム製の手袋をする人たちも増えましたね。ところで、各球団の選手の様子は何か分かりますか?
竹濱 NYでは昨年に引退した元ヤンキースのC・C・サバシア氏が3月から、妻のアンバーさんと定期的にヤンキースタジアムがあるブロンクス地区で食料品を配っています。NYでは仕事を失った人も多く、140万人以上が失業保険を申請。ニューヨーカーを支えています。
現役選手では、アーロン・ジャッジ外野手が大手音楽機器メーカー、JBLと組み、ヘッドホンを寄付。NYの公立校は休校中のためにオンライン授業が行われていますが、パソコンやタブレット端末を持っていない生徒も多い。「教育は僕にとっても重要なこと、前を向いて一緒に乗り越えよう」と子供たちにエールを送っています。