「早期収束を願っています」と語りかけるエンゼルス・大谷翔平投手(写真はビデオ内のスクリーンショット。提供:MLB、Los Angeles Angelsより) 【ロサンゼルス17日(日本時間18日)=山田結軌】米大リーグが新型コロナウイルスの感染防止を呼びかける映像を公式サイトで公開。エンゼルスの大谷翔平投手(25)が出演し、「早期終息を願っています」とメッセージを送った。オリオールズで歴代1位の2632試合連続出場を果たしたカル・リプケン氏(59)ら往年&現役のスター選手と共演を果たした二刀流は、投球練習も再開し、2度目のブルペン入り。復活に向けて、一歩ずつ前進している。
日常に野球が戻ってくるのを信じて、カメラの前で訴えかけた。新型コロナウイルスが世界中に蔓延(まんえん)する中で、大谷がメジャーリーガーの一員として、メッセージを伝えた。
「早期終息を願っています」
米大リーグは公式サイトで「Keep Flattening the Curve」(感染拡大を抑えよう)という50秒間の映像を公開。新型コロナの感染防止への意識を広めるため、現役選手とOBの計13人が出演した。メジャーを代表するスター選手の一員として、日本選手ではただ一人、大谷が選ばれた。
現役ではカーショー(ドジャース)、シャーザー(ナショナルズ)、コール(ヤンキース)らが出演し、OBではリプケン氏が「今は家にいるとき。賢くなれ、お互いで支え合え」と強く訴えている。
外出禁止令が5月15日まで延長されているカリフォルニア州で、投手復帰への準備を進めている。禁止令期間中に球団施設は使用が制限されているが、2018年10月に右肘、昨年9月に左膝の手術を受けた大谷のようにリハビリや治療の必要がある選手には施設の利用が許可されている。25歳右腕は3月中旬にキャンプ地のアリゾナ州から戻ると、本拠地のエンゼルスタジアムで調整を継続してきた。
球団によれば、今月13日(日本時間14日)に、キャンプ最後の投球となった3月11日(同12日)以来、1カ月ぶりにブルペンで投球練習を行うと、この日も本拠地のブルペンで捕手を座らせて、直球のみ15球を投げた。
7日(同8日)に電話会見に応じたキャロウェー投手コーチは「180フィート(約55メートル)以上を投げられるということは、健康であるということだし、その状態ならブルペンに入っても制限なしでいけるだろう」と説明。今後は球数を増やし、変化球も投げるなど段階を踏み、キャンプ再開に備える。
メジャーの開幕は再延期され、現在も不透明な状況。アリゾナ州やフロリダ州のキャンプ地を使用し、無観客で開幕する案も出ているが、今後の日程は流動的となっている。大谷は新型コロナの終息と、シーズン開幕を願い、トレーニングを続ける。
★サイン入りバット
大谷は日本でも新型コロナウイルスの感染拡大防止へ、チャリティー活動に参加している。国際的な医療支援活動を展開するNPO法人「ジャパンハート」が医療現場にマスクや防護服などの物資を届けるために募ったオークションにサイン入りバットを出品。ヤフーが運営する「ヤフオク!」上で、18日午後10時時点で60万4000円の値段がついており、ホームページ上では「感謝と思いやり、そしてお互いを助け合う気持ちを持って支えあっていきましょう」とコメントを寄せている。
★米大リーグ公式サイトで公開
米大リーグは日本時間18日午後11時に公式サイトで「Keep Flattening the Curve」(感染拡大を抑えよう)という動画を公開。リプケン氏や通算303勝のランディ・ジョンソン氏ら往年のスター選手も登場する映像はアドレス(https://www.mlb.com/video/keep-flattening-the-curve?t=most-popular)で視聴できる。