サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(72)が、米大リーグで広がる新型コロナウイルス対策への支援の輪に着目。「日本のスポーツ界でもアクションがあっていいと思う」と訴えた。 (構成=内井義隆)
--感染拡大で、またまたプロ野球の開幕が延期になります
「しかたがない。野球に限らず、スポーツどころではないのが現状だもの。そんなとき、メジャーリーグから飛び込んできたニュースには、うならされたね。選手が次々に、コロナ対策支援を打ち出したんだから」
--素早い反応ですね
「まず、アストロズのバーランダー投手が毎週の給与3万5000ドル(約380万円)を支援団体に寄付するという。スケールが違うよ」
--確かに
「ついでに言うと、バーランダーは37歳で、去年まで通算225勝。メジャー生活15年で、年間200イニング以上投げたのが12シーズンもある。寄付の大きさだけでなく、なぜそこまで投げられるのかも、この機会に考えてみるといい」
--はい
「フィリーズのハーパー外野手も団体を通じて50万ドル(約5400万円)。選手だけではない。球団も機構も、何とか貢献したいと一斉に動き出している」
--メジャー30球団は球場スタッフにそれぞれ100万ドル(約1億800万円)を補償し、MLBからはマイナーリーガーに週給400ドル(約4万3000円)。手厚く、手広い印象です
「日本も、メジャーと同じようにはいかないまでも、何かアクションを起こして、アピールすることがあっていいと思う。貢献できることは、必ずあるんだから。日本のスポーツ界も、立ち上がろうよ」