2020.3.26 08:00

【八木裕 神眼スコープ】阪神・ガンケル持ち味引き出した、原口の内角攻めリード

【八木裕 神眼スコープ】

阪神・ガンケル持ち味引き出した、原口の内角攻めリード

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八木裕 神眼スコープ
先発の阪神・ジョー・ガンケル=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)

先発の阪神・ジョー・ガンケル=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)【拡大】

 練習試合(DeNA0-0阪神=九回引き分け、25日、横浜)2度の登板で連続して打ち込まれたガンケルだったが、この日の投球なら1年間、先発ローテーションを守ってくれそうな感じだ。

 カウント球と決め球がはっきりしないタイプ。だから、曖昧な配球で攻めると、ストライクを投げ続けて打たれてしまう。そこでポイントとなるのは、打者の内角を攻められるかどうか。

 右打者ならツーシーム、左打者ならストレートとカットボール。これらを投げ込めれば、その後の逃げる球、落ちる球がより有効になる。この日はしっかり内側を攻めたから、その後の球で内野ゴロを量産する本来の投球だった。

 原口のリードも良かった。ガンケルは捕手のサインに首を振らないタイプ。ということは捕手のリードが調子を左右する。原口の内角要求が持ち味を引き出していたし、相性は一番良さそうだ。

 欲を言えば、腕をもっと振ってほしい。腕の振りが遅いから、打者は速さを感じない。開幕に向けての課題だろう。(サンケイスポーツ専属評論家)