投手の交代を告げる矢野監督。理想の開幕ローテは完成するのか-(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】
(オープン戦、阪神1-12日本ハム、7日、甲子園)先発ローテーションが決まらない-。阪神・矢野燿大監督(51)は7日、日本ハム戦に登板して3回3安打3失点だった中田賢一投手(37)について、試合後に“追試”を明言した。3月20日からの開幕カード・ヤクルト戦(神宮)まで残り2週間を切ったなか、先発ローテが固まらないまま、競争は“延長戦”に突入した。
“合格手形”は、またもお預けだ。先発の一角に期待する中田の投球を見守った矢野監督は、レースの延長を決めた。
「(中田は)評価としては難しいけどね。なんとか修正したり工夫したり、やっていってくれると思うけど。競争に入っている投手。次の登板をしっかり見たいです」
今季ソフトバンクから新加入の通算100勝右腕は、六回から登板も立ち上がりに苦戦した。2四球と安打で1死満塁から、王柏融に押し出し四球。さらに2死満塁で横尾に2点打を許した。3回3安打3失点。七、八回は無失点も、本人は「よしと思える内容ではない。もっと突き詰めないといけない」と猛省。指揮官は判断を次回登板に持ち越した。