2020.3.1 08:00

【黒田正宏 軍師の断】阪神・サンズは強振で左中間へ連発、いい角度でバット出ている証拠

【黒田正宏 軍師の断】

阪神・サンズは強振で左中間へ連発、いい角度でバット出ている証拠

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黒田正宏 軍師の断
4回、阪神・サンズがこの日2本目の本塁打を放つ=ペイペイドーム(撮影・村本聡)

4回、阪神・サンズがこの日2本目の本塁打を放つ=ペイペイドーム(撮影・村本聡)【拡大】

 (オープン戦、ソフトバンク4-5阪神、29日、ペイペイドーム)サンズという打者の打撃の形が見えてきた。そんな印象が強い2打席連続本塁打だ。1本目はカットボール、2本目はカーブ。甘かったとはいえ、強いスイングで左中間へ。この方向に大きな意味がある。

 捕手目線で打者を見てきたが、普段はセンターから右へ。少し力を入れると左中間へ。この打球方向の打者が最も厄介。西武時代の秋山、清原はいつもこの打球方向を意識して練習していた。極端に力が入りすぎると左翼方向に行くし、遅れれば右へ行く。サンズの打球はバットがいい角度で出ている証拠だ。

 練習でのセンター返しだけを見ると、派手さは感じないが、実戦の中で真っすぐ系も緩い球も左中間へ飛距離を出せるなら、相当期待していい。特に2本目はカーブを見送って、その後のカーブを仕留めた。打点を稼ぐクレバーな打者の証しだ。福留がいて、高山が好調な外野手争い。矢野監督もうれしい悩みだ。

 ただ、1つ注文するなら守備。一回の今宮の右中間への打球(二塁打)はスタートが遅れていた。最低限の守備がなければ使いづらくなる。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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