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3・19開幕センバツ窮地…コロナ禍で出場校揃わない!?

3・19開幕センバツ窮地…コロナ禍で出場校揃わない!?

28日にプロ野球・阪神が練習した甲子園の入り口では報道陣への注意喚起が掲示された (撮影・水島啓輔)

28日にプロ野球・阪神が練習した甲子園の入り口では報道陣への注意喚起が掲示された (撮影・水島啓輔)【拡大】

 前田監督は「自分たちはハンデを乗り越えて頑張っていると評価され、選ばれた。つらい時期でも自分たちらしく頑張ろう」と部員らを励ましたという。自らは農業担当教諭で「明日がどうなるか毎日分からない状況。国や道には冷静な判断をお願いしたいと願っています」と本音ものぞかせた。

 一方、昨年の春夏甲子園で4強入りした明石商は明石市教育委員会の指示で、3日から15日まで休校することになった。期間中の部活動は全面禁止で、対外試合が解禁される8日から選抜開幕までに予定していた5試合程度も中止となる。狭間善徳監督(55)は「自治体の指示に従うしかない」と話した。

 今秋のドラフト注目選手、151キロ右腕の中森俊介投手や高校通算29本塁打の来田涼斗外野手(ともに2年)を擁する優勝候補も、今後は体力を維持するために個人でトレーニングを行うしかない。

 各自治体の指示に従う公立校への影響が大きい。今大会は全国で7校の公立校が出場する。県岐阜商は2日から休校で練習禁止。倉敷商(岡山)と大分商も2日から休校で練習禁止となる。対して、21世紀枠の平田(島根)は県内に感染者がいないことで、現時点では休校せず部活動も通常通り。自治体によって対応がバラバラなのが現実だ。

 4日に選抜の大会運営委員会で通常開催・中止・無観客試合など一定の判断が出る。開催自体も微妙になっている中で、出場校には新たな苦しみが加わっている。

 「選抜に関しては4日の決定を待つしかありません。開催の方向性が出た場合は、少しでも練習ができるようになればいいのですが…」と狭間監督。今は、事態の好転を信じて待つしかない。

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  • 明石商はプロ注目の中森(手前)を擁する優勝候補(後ろは狭間監督)。3月3-15日の部活動が全面禁止となった
  • 2019年、第91回選抜高校野球開会式