2020.1.31 18:18

新神宮球場は31年完成へ 計画見直しで4年遅れ

新神宮球場は31年完成へ 計画見直しで4年遅れ

 東京五輪・パラリンピックを契機とした東京・明治神宮外苑地区の再開発で、新たな神宮球場の完成が当初予定の2027年から31年に遅れることが31日、分かった。計画を見直した結果、新秩父宮ラグビー場の整備を含む再開発全体の完了時期は30年から35年に変更された。200メートル近い超高層ビルの建設も計画に含まれており、住民説明会では環境への影響を懸念して再開発に反対する声が上がっている。

 明治神宮、日本スポーツ振興センター、三井不動産、伊藤忠商事が進める計画では、神宮第二球場を解体した跡地に新たな秩父宮を建て、現在のラグビー場がある場所に新神宮球場を建設する。新秩父宮は22年に着工し、24年に第1期の工事を完了する計画だったが、23~26年に工期を改めた。新球場は27年に工事を始め、約4年で終了する。

 観光名所の「いちょう並木」の東側につくる予定だった商業施設は、景観を保全するべきだとの市民の意見などに配慮し、建設を取りやめた。

 事業者は1月下旬に住民説明会を開催。反発する住民からは「緑豊かな環境が失われてしまう」「これまで以上にビル風が強くなる」といった懸念が相次いだ。事業者は今後、環境への影響に関する住民説明会を4月ごろに開く予定。東京都とも協議した上で計画の詳細を詰めるという。