2020.1.16 15:17

【球界ここだけの話(1858)】ヤクルト・山田哲、金メダルかむポーズにあこがれる理由

【球界ここだけの話(1858)】

ヤクルト・山田哲、金メダルかむポーズにあこがれる理由

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自主トレーニングでキャッチボールするヤクルトの山田哲=松山市の坊っちゃんスタジアム

自主トレーニングでキャッチボールするヤクルトの山田哲=松山市の坊っちゃんスタジアム【拡大】

 ヤクルト・山田哲人内野手(27)が、10日から行っていた松山合同自主トレで2020年の野望を明かした。

 「金メダルをとってかじるという夢をかなえたい」

 7月には東京五輪が控える。自国開催で野球種目が復活し、並々ならぬ思いがある。「そこの思いは誰にも負けないくらい強いです」。2024年のパリ五輪では、野球は除外されており、一生に一度のチャンスとしっても過言ではないだろう。

 かねてより東京五輪出場へ強い意欲を示してきたが、それには理由がある。2008年北京五輪でメダルに輝いた競泳、平泳ぎの北島康介に目を奪われた。そして野球日本代表が世界を相手に戦う姿に「自分も(五輪を)見てプロになろうと思った。今度は自分がそういう立場になれるようになりたい」。小学2年生のときに友人に誘われ少年野球チームに入ったが、プロ野球選手の夢を明確に描いたのは五輪がきっかけだった。

 野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉監督は、レッズに移籍した秋山に代わる1番打者の筆頭候補に山田哲の名を挙げている。背番号「1」も「最初にホームインできることがベスト。出塁することも大事ですし、(ホームに)返ることが一番大事だと思っている」と役割を理解している。

 昨年11月に開催された国際大会「プレミア12」では、本職の二塁だけではなく、一塁も器用にこなすなど選手枠の少ない中で貴重とされるユーティリティー性も見せた。走攻守に優れ、韓国との決勝戦では決勝3ランを放つなど勝負強さも合わせ持つ背番号にかかる期待は大きい。

 五輪が開幕する7月には28歳を迎える。金メダルをかむポーズ-。柔道の野村忠宏やマラソンの高橋尚子、レスリングの吉田沙保里らが見せた象徴的なシーンを悲願の金メダルとともに再び日本に届ける。(横山尚杜)