2020.1.16 05:02

Rソックスがコーラ監督解任 アストロズコーチ時代サイン盗み首謀

Rソックスがコーラ監督解任 アストロズコーチ時代サイン盗み首謀

2018年のワールドシリーズを制し、トロフィーを掲げるコーラ監督(中央) (USA TODAY)

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 【トロント(カナダ)14日(日本時間15日)=共同】米大リーグ、レッドソックスは、アストロズのサイン盗み問題で、アレックス・コーラ監督(44)を解任した。2018年に就任し、契約は21年までだった。大リーグ機構(MLB)は13日(同14日)に、ア軍が17年から18年途中まで電子機器でサインを盗み、当時ベンチコーチだったコーラ氏と選手主導によるものだったと結論付けていた。

 レッドソックスはMLBの処分を待たず、先手を打った。ジョン・ヘンリー・オーナーら幹部がコーラ氏と話し合い、解任を決定。理由は「チームを効果的に導けないと判断した」とするにとどめ、コーラ氏は「チームの前進を妨げたくない」との声明を出した。サイン盗みへの関与は言及しなかったが、球団は解任以外に選択肢はなかった。

 コーラ氏はアストロズのサイン盗みの首謀者として名前が挙がり、2018年にワールドシリーズ制覇に導いたレッドソックス監督1年目のシーズンも調査対象になっている。アストロズ監督を13日(日本時間14日)に解任されたA・J・ヒンチ氏はサイン盗みに関わっていなかったものの、コーチ、選手を止められなかった責任を問われた。MLBは当時ベンチコーチだったコーラ氏が不正の中心にいたと結論付け、レ軍の調査が終了次第、処分を決めるとしているが、厳罰は不可避とみられていた。

 米メディアは同情の余地無しといった論調だ。スポーツ専門局ESPN(電子版)は、かつて米球界を揺るがした「ステロイド問題」を引き合いに出し「(2監督の解任で)悲しい2日間だった。これ以上、スキャンダルを噴出させないためにも必要な2日間だった」と指摘した。

 レ軍の地元紙ボストン・グローブ(電子版)は「愛された指揮官はチームに不名誉を与え、解任された」と切り捨てた。

アレックス・コーラ(Alex Cora)

 1975年10月18日生まれ、44歳。プエルトリコ出身。96年にドラフト3巡目でドジャース入り。主に二塁手、遊撃手としてプレーし、2007年にはレッドソックスでワールドシリーズ制覇を経験した。現役時代の通算成績は1273試合で打率・243、35本塁打、286打点。18年にアストロズのベンチコーチからレッドソックスの監督に就任。1年目にワールドシリーズ制覇に導き、同年オフに当初20年までの契約が21年までに延長されていた。