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早慶伝説の6連戦監督、故石井連蔵氏と故前田祐吉氏が殿堂入り

早慶伝説の6連戦監督、故石井連蔵氏と故前田祐吉氏が殿堂入り

1960年秋のリーグ戦で優勝し、胴上げされる石井監督。神宮球場のスタンドは超満員だ

1960年秋のリーグ戦で優勝し、胴上げされる石井監督。神宮球場のスタンドは超満員だ【拡大】

★早慶6連戦

 1960年秋季リーグ戦は、勝ち点4の慶大を勝ち点3の早大が追う展開。11月6日からの早慶戦を早大が2勝1敗で勝ち越し、両校が8勝4敗で並んだ。9日の優勝決定戦は延長十一回、1-1で日没引き分けに終わり、1日空けた11日も延長十一回の末に0-0。12日の再々試合を早大が3-1で制し、3季ぶり20度目の優勝を飾った。早大のエース、安藤元博(のちに東映、巨人で通算17勝。故人)は2回戦を除く5試合に先発し、すべて完投。計49回、564球を投げ抜いた。

石井 連蔵(いしい・れんぞう)

 1932(昭和7)年6月26日生まれ。茨城県出身。水戸一高から早大に進み、投手兼一塁手として投打に活躍。主将も務め、4年秋(54年)には首位打者と打点王の2冠に輝き、優勝の原動力になった。卒業後は社会人野球の日本鋼管を経て58年に早大監督に就任。63年に退任し、朝日新聞を経て88年に監督復帰。94年に辞任した。計13年間でリーグ優勝4度、59年には全日本大学選手権で優勝。2015年9月に死去。享年83。

前田 祐吉(まえだ・ゆうきち)

 1930(昭和5)年9月22日生まれ。高知県出身。城東中(現高知追手前高)のエースとして46年の全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高校野球選手権)に出場。47年には選抜で4強入りした。慶大を経て、社会人野球のニッポンビール(現サッポロビール)に入社。60-65、82-93年に慶大監督を務め、計18年間で8度のリーグ優勝。63、87年の2度、全日本大学選手権で日本一に導いた。2016年1月に死去。享年85。

  • 63年春のリーグ戦で優勝し、胴上げされる前田監督