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早慶伝説の6連戦監督、故石井連蔵氏と故前田祐吉氏が殿堂入り

早慶伝説の6連戦監督、故石井連蔵氏と故前田祐吉氏が殿堂入り

63年春のリーグ戦で優勝し、胴上げされる前田監督

63年春のリーグ戦で優勝し、胴上げされる前田監督【拡大】

 「エンジョイベースボール」を掲げた前田氏だが、厳しい一面もあった。2度目の就任時に教えを受けた慶大・大久保前監督は「(1)全員がベストを尽くすこと(2)仲間への気配り(3)自ら考えて行動すること-が3本柱。普段は温厚だが“瞬間湯沸かし器”の一面もあった。ブルペンで投球練習が始まったのに、捕手の私が気付かずに新聞を広げていると、飛び膝蹴りをされた。でも、夜には何もなかったかのようにマージャン卓を囲んで話をした」とエピソードを披露した。

 伝説となった「早慶6連戦」から、今年で60周年。天国の名将に吉報が届いた。 (松尾雅博)

1960年の早大主将の徳武定祐氏「石井監督は若い将校で怖い者なし、自分の信念でやっていた。1対1の2時間ノックもあった。戦えたこと、一球入魂を継承した監督の殿堂入りで感無量だ」

6連戦で4試合に登板した慶大の清沢忠彦氏「前田監督は『監督は庭師だ。あんまり、ちょこちょこ切っては駄目』といっていた。大局観が大切ということだろう。負けても、こうなった(殿堂入り)のは6連戦の値打ちが買われたんじゃないかと思う」

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