2020.1.5 13:00

【球界ここだけの話(1847)】広島・中村奨、小園と仲良くなったキッカケは

【球界ここだけの話(1847)】

広島・中村奨、小園と仲良くなったキッカケは

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サンスポ記者の球界ここだけの話
広島・中村奨

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 球団創立70周年で盛り上がる今季、若鯉旋風は巻き起こるか。2018年ドラフト1位の中村奨成捕手(20)=広陵高=が19年1位の小園海斗内野手(19)=報徳学園高=に刺激を受けていることを明かした。

 「彼は結果を残しているが、今の僕には実力がない。いい意味で火をつけてくれる存在」

 中村奨は昨春、右第一肋骨(ろっこつ)の疲労骨折でキャンプから出遅れ、シーズンも1軍出場なし。一方、小園は6月に1軍デビューを飾ると、球団高卒新人最多4本塁打をマークするなど58試合で打率・213、16打点。捕手と内野手では事情が異なるが、闘争心に火がついた。

 後輩との初めて出会いは、広陵高3年時に高校日本代表として出場した2017年9月のU18W杯(カナダ)。代表メンバー20人のうち、2年は小園と大阪桐蔭高の藤原恭大外野手(19年D1位でロッテ入団)だけ。そこで声をかけたのがキッカケだった。18年秋に小園の入団が決まると、同12月の新人選手入団会見の際に「1年目でわからないこともあるだろうから、食事に行こう」と小園家全員を広島市内の焼肉店に招待した。以降、何かと気にかけている。

 そんな面倒見のいい先輩を、小園は「ジャパンのときからお世話になっている。いつか1軍の舞台で優勝を目指してやっていきたいですね」と共演を熱望。後輩のエールを受けた中村奨はこのオフ、広島市内のトレーニングジム「アスリート」に週5日のペースで通うなど肉体改造に着手。捕手は“正妻”の会沢を筆頭に層が厚く、1軍までの道のりは険しいが、奮闘している。

 「クビを覚悟してやらないといけない。ドラフト1位で入ったが、ここまで何もしていない」と中村奨。17年夏の甲子園で清原和博氏(PL学園高)の記録を更新する1大会最多の6本塁打を放った地元広島出身のスターが、後輩の活躍に刺激を受け、3年目の今季こそ1軍の舞台に立つ。(柏村翔)