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広島・菊池涼、メジャー断念 チーム最高年俸4年12億円で残留

広島・菊池涼、メジャー断念 チーム最高年俸4年12億円で残留

広島残留を菊池涼が宣言。野手に厳しいFA市場の中、期限を待たずに決断した(撮影・加藤孝規)

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 広島・菊池涼介内野手(29)が27日、マツダスタジアムで会見し、ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を断念し、残留することを表明した。会見前の契約交渉では、4年総額12億円プラス出来高払い、単年では6000万円増の年俸3億円プラス出来高払いの大型契約を締結。松田元オーナー(68)からは「リーダーになってほしい」と期待された。

 年をまたぐことは、しなかった。Xデーを待たずして、広島に残ること決めた。球団の仕事納め日の午前11時。黒スーツに赤いネクタイを締めた菊池涼が、急きょ集められた50人の報道陣の前で残留を表明した。

 「本日、カープと残留交渉を致しまして、残留することを決めました。ファンの皆さん、来年もよろしくお願いします」

 この日、6000万円増の年俸3億円プラス出来高払いでサイン。18日に2億8000万円で更改した鈴木を抜き、チーム最高年俸に浮上した。今季取得した国内FA権を保持したまま4年総額12億円プラス出来高払いの大型契約を締結した。

 メジャー30球団の交渉期限が米東部時間の来年1月2日午後5時(日本時間3日午前7時)と迫るなか、自問自答を繰り返した。代理人のマイク・シール氏が「二塁の守備は世界一」と胸を張ったように今季まで7年連続でゴールデングラブ賞に輝いた守備はメジャーでも高く評価されていたが、主力級がまだ残されているように、今オフのFA市場の動きは遅い。

 「その状況が続くのであれば僕の思いをくんで、快く送り出してくれたカープに早く残ると伝えた方がいいと思った」

 前日26日に球団サイド、佐々岡監督に電話で残留を伝え、この日、緊急会見。期限前に残留を決めるという日本球界初の決断だった。

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  • ポスティングでのメジャー移籍を断念し、広島への残留を会見で発表する菊池涼=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)
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