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【池田純 S-Businessの法則】感慨深い筒香選手のメジャー移籍「思いっきり楽しんでこいよ!」

【池田純 S-Businessの法則】

感慨深い筒香選手のメジャー移籍「思いっきり楽しんでこいよ!」

特集:
池田純 S-Businessの法則
筒香嘉智
2016年3月の記者会見で並んだDeNA球団社長時代の池田氏(左)と筒香

2016年3月の記者会見で並んだDeNA球団社長時代の池田氏(左)と筒香【拡大】

 筒香嘉智選手の米大リーグ、レイズ移籍が決まりました。今回は少し“ビジネス”を離れ、DeNAの球団社長として関わった選手がメジャーに行くことへの感慨に浸りたいと思います。

 筒香選手を初めて見たのは2011年10月18日の横浜-中日(横浜)。中日がリーグ優勝を決めた試合です。経営権取得を見据え、こっそり視察した一戦で、未完の大器と注目されていた彼は5三振を喫しました。

 翌春、社長として迎えたキャンプでの第一印象は「すごく米、食べるな」。当時は先輩が多く、どちらかというといじられキャラ。結果を出せないシーズンも続き「スターマン(球団マスコット)だ」などと、からかわれたりすることもありました。

 彼のスター性を実感したのは15年オフのフェニックス・リーグ(宮崎)です。国際大会「第1回プレミア12」に向けた調整で参加しており、スポンサーの方もいる前で「筒香、ホームラン頼む!」とお願いすると、本当に打ったんです。

 鹿児島・奄美市での秋季キャンプでは、負けん気の強さも感じました。選手たちとのコミュニケーションの一環として、私は3キロ走に飛び入り参加。筒香選手の後ろにヒタヒタと迫ると「社長ごときに抜かれるか」とばかりに、いきなり本気を出していました。

 また、社長最終年となった16年の春季キャンプで、彼からもらった言葉は今も誇りです。社長就任時、私は経営者として選手たちに「横浜スタジアムを満員にする」と約束しました。リーダーに必要なものは率先垂範と考え、まず宣言したのです。

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