子供たちの前でスイングを披露するヤシエル・プイグ=神宮外苑 米大リーグのクリーブランド・インディアンスをフリーエージェント(FA)となったヤシエル・プイグ外野手(29)が、12月14日に東京・新宿区の明治神宮外苑室内球技場で野球教室に参加した。今季までメジャーで3年連続20本塁打以上の強打者。東京日野リーグの子供たちに伝えた打撃持論は、日本人に相通じる内容だった。
数多く口にした言葉を集約すると「下半身がベース。下半身の後ろの股関節(右打者のプイグは右股関節)をひねり、股関節がピッチャーと向き合ったとき、ボールに対してバットが出てきて芯で捉えられる」。独自の感覚的な表現で、下半身の重要性を強調した。
続いて「インパクトのときはボールをしっかり見る。(打った後は)最後までバランスが崩れないように下半身に力を入れる」。ここでも下半身の大切さを力説した。
打席に立つと「ピッチャーの一番いい球を打つ気持ちで、センターから右へのアプローチを心がけている」とレフト方向へ引っ張ることを考えない。さらに「高く、遠くへ飛ばそうとは思っていない。リラックスして」といたって自然体だ。
要は下半身。すべて実践して打とうとしたら、直球はあっという間にホームベース上を通過してしまう。子供たちには取捨選択が必要だろう。ただ、上半身の力に頼らないプイグの打撃持論が、日本人に適していることは間違いない。(山口泰弘)