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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】不思議な人事あり…掛布雅之氏の再雇用は矢野監督の求心力にも影響

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

不思議な人事あり…掛布雅之氏の再雇用は矢野監督の求心力にも影響

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
OB総会懇親会で乾杯する左から阪神・川藤OB会長、藤原オーナー、矢野監督

OB総会懇親会で乾杯する左から阪神・川藤OB会長、藤原オーナー、矢野監督【拡大】

 長くタイガースを取材していると世間の感覚や常識とは大きくズレる現象や事件と遭遇することが度々ありますね。良くも悪くも…。今回の“人事異動”のニュースもそうした現象だ…と書いたら球団首脳に怒られるでしょうか。

 でも、阪神球団を取り巻く関係者やOBたちの間では「えっ!? ホンマかいな」という驚きの声が多数、聞かれました。そして、「どうしてそんなことになるのか分からないですね」と首をひねる関係者も多数いましたね。

 阪神電鉄本社は12月上旬、10月31日をもって阪神タイガースを退団した掛布雅之氏を「チームの現場ではなく本社内のアドバイザー的な役割で契約したい」と発表。水面下ではポストについて同氏と交渉中であることを明らかにしたのです。来春のシーズン開幕までにポストも決めて再契約を発表する方針です。

 掛布氏は言わずと知れたタイガースのレジェンドです。千葉の習志野高から1973年(昭和48年)のドラフト会議で6位に指名され入団。テスト生同然のプロ入りながら人一倍の努力ではい上がり、1988年の引退まで15シーズンで通算1656安打、349本塁打、1019打点。本塁打王3回、打点王1回、ベストナイン7回、ダイヤモンドグラブ賞を6回獲得しました。

 そして、2013年に25年ぶりにGM付育成&打撃コーディネーターとして阪神に復帰。2016年からの2シーズンは2軍監督を務めました。退任後の2年間はSEAとして球団に在籍していたのです。そして、同氏の阪神退団をいち早く報じたのはこのコラム(9月1日アップ『掛布SEAと鳥谷が退団、2人のレジェンドは球団史に名を刻んだ』)でした。

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  • OB総会の懇親会に出席し阪神・近本光司(右)を激励する掛布雅之氏