2019.12.14 13:00

【球界ここだけの話(1827)】ソフトバンク・和田が球団に投げかけたオフの施設問題

【球界ここだけの話(1827)】

ソフトバンク・和田が球団に投げかけたオフの施設問題

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サンスポ記者の球界ここだけの話
ソフトバンク・和田

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 12球団の契約更改交渉が進んでいる。派手な金額が注目される半面、選手が球団とじっくりと話し合う唯一の機会でもある。年俸の交渉以外にも気になること、施設や環境について質問や提案を投げかける選手も少なくない。

 ソフトバンクの場合、毎年のように議題に挙がるのがファーム施設の話題だ。2016年に完成した福岡・筑後市の新施設には広い敷地内に球場が2つ。選手寮、室内練習場と12球団でも屈指の環境が整っている。一方で、博多駅から新幹線で約30分。福岡市内から車で通えば、高速道路を利用して1時間半前後を要する距離。このオフも、和田毅投手(38)が球団に要望した。

 「福岡(市内)に住んでいる主力やリハビリ組の選手が動ける場所を、福岡にも作ってほしい」

 シーズン中のリハビリや2軍降格は仕方がないこと。左腕はオフの生活について付け加えた。「12月はヤフオクドームがまったく使えないので」。コンサートなどに利用される機会も多く、その場合はグラウンドに立ち入り禁止。キャッチボールも不可能な日がほとんどだ。

 「筑後にいけばいい話なんですけど。この時期は渋滞や事故も多かったりする。雪が降ることもありますから」

 行事に出席してから練習に向かうという日もあることを考えれば、往復3時間はかなりの負担になる。「すぐにお願いしますというレベルの話ではないですが、将来的にはあったらいいですね」と主張した。

 三笠GMは「もっともな提言」と耳を傾けた。球団としても、ファーム移転前から予測していたことで、検討は続けている。都市部を離れることで、3軍まで活動が可能な大規模な施設が実現した。本拠地の貸館による収入も運営の大きな資金源。「あれだけの施設を作ったわけだから、数年は様子を見てみようということになっている。検証は続けないといけない」と話したが、来季が5年目。そろそろ方向性を導き出したい頃だ。(安藤理)