2019.12.13 13:36

【球界ここだけの話(1826)】来年の新人王へ 巨人D2位・太田龍に注目

【球界ここだけの話(1826)】

来年の新人王へ 巨人D2位・太田龍に注目

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巨人ドラフト2位の太田龍投手

巨人ドラフト2位の太田龍投手【拡大】

 各球団の新入団選手発表が次々と行われている。ファンは、「ウチの○○が来年は新人王だ」と期待を膨らませ始めているだろう。

 新人王を受賞するのはドラフト1位選手が多いが、2017年の中日・京田陽太内野手(25)は2位。巨人ファンなら、今年のドラフト2位で190センチの長身から最速153キロのストレートを投げる太田龍投手(21)=JR東日本=に注目しているはずだ。

 背番号「33」はかつて長嶋茂雄終身名誉監督が着用。将来のエース候補としての期待の高さがうかがえる。巨人の投手が新人王に輝けば、2011年の沢村拓一以来だ。

 「菅野さんのように信頼される投手を目指す」と太田。角度のある直球を「ドラゴンボールと書かれたことが1度だけある」と照れながら明かす。1位指名が4球団競合となった末、ロッテに入団した佐々木朗希投手(大船渡高)に対しては「投げ合ったら絶対に負けたくない」と言い切る。社会人を経た経験とプライドは十分ある。

 オリックス3年目の今季、最優秀防御率のタイトルを獲得した山本由伸投手(21)の存在も、太田を奮起させる理由になっている。太田は鹿児島・れいめい高出身。宮崎・都城高の山本らと『九州四天王』と比べられた時代があるからで、プロ入りが3年遅れた形になっても、「即戦力として指名されたと思う」と勝負する気概に満ちている。

 JR東日本では、2017年ドラフト1位でオリックスに入った左腕・田嶋大樹投手(23)のストイックな練習姿勢を見てきた。その先輩のプロ入り後2年間で9勝という現実に社会人野球との違いを実感。スプリット、チェンジアップ、スライダー、カーブなどの変化球を磨く一方、「ダルビッシュ投手(カブス)のトレーニング法をとり入れている」とレベルアップを図っている。

 太田は都市対抗野球に出場経験があり、「投げやすいマウンド」と東京ドームには好印象を持っている。大型選手としてのサイズ的な魅力がある上、器用な面も持ち合わせており、まだまだ伸びしろがある。大器の来春が楽しみだ。(赤堀宏幸)