2019.12.10 08:00(1/3ページ)

【エモやんのタイガースV指南】「矢野ガッツ」やめなさい!!

【エモやんのタイガースV指南】

「矢野ガッツ」やめなさい!!

今季、阪神の象徴だったガッツポーズ。矢野監督(右端)も何度も繰り出した

今季、阪神の象徴だったガッツポーズ。矢野監督(右端)も何度も繰り出した【拡大】

 阪神OB江本孟紀氏(72)=サンケイスポーツ専属評論家=が舌鋒鋭く古巣にアドバイスする「エモやんのタイガースV指南」。6回目は「矢野ガッツ」廃止を訴えた。局面でのガッツポーズなんかいらない。三振を奪っても抑えて当然の顔をしなさい! 試合後に喜びなさい! プロならば…。

 ことしの阪神を見ていて、気に入らないことがある。「矢野ガッツ」というらしいね。あのガッツポーズ。選手もやってたなぁ。1人の打者を抑えただけでものすごいガッツポーズの投手もいた。ヒット1本打っただけで、ベンチに向かって「お父さん、やったよ!」みたいな。あれ、すべてやめなさい。

 野球ってのは勝敗を争うスポーツ。勝ったときのパフォーマンスは思い切りやればいい。でも、三振を奪うことや、ヒットを打つことが目的じゃないんだから、いちいち、途中でガッツポーズなんか、しなさんなよと言いたい。

 一番ひどいのは、ヒットを打ってガッツポーズしている選手に向かって、同じポジションの選手がベンチからガッツポーズしている。ライバルが打ったら、自分の出番が減るんだから、知らん顔しなきゃ。昔はそうだった。

 この話も「古くさい」と言われるのかな。でも、三振奪ったら、逆にマウンドで「お前なんかに打たれるはずないやろ」ぐらいの悠然とした態度をしてほしい。三振取って「いえぇぇぇ」なんて騒いでたら、次の打席では間違いなく当てられたもの。上を目指すなら、そんな小さなことで喜んでいたらダメ。

 チームを強くするために一番大事なものは何か、分かりますか? それは競争。こいつに負けるか! こいつを蹴落とせばレギュラーになれる! 必死になる。練習する。競争を勝ち抜いた、レベルの高い選手が試合に出るから、チームは強くなる。ライバルが打って「良かったね」と一緒に喜んでたら、そこには競争も生まれないし、強くなることもない。

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  • 鎌田実。鎌田と吉田はともに球界屈指の名手。しかし、普段は口もきかないほど仲が悪かった。
  • 吉田義男。鎌田と吉田はともに球界屈指の名手。しかし、普段は口もきかないほど仲が悪かった。