契約を更改したオリックス・中川【拡大】
オリックス・中川圭太内野手(23)が4日、大阪・舞洲の球団施設で、2100万円増の年俸2800万円で契約を更改した。球団の新人選手では史上最高となる300%アップを勝ち取り、来季は「レギュラーを取りたい。サードで勝負したい」と意気込んだ。
ホットコーナーをつかみ取る。今季年俸の4倍となる大幅アップをつかみ取った中川が、来季のレギュラー奪取を宣言した。
「レギュラーを取りたい。1つのポジションで勝負したい。サードで勝負したい」
東洋大からドラフト7位で入団した今季、111試合に出場し、新人初となる交流戦首位打者に輝くなど打率・288、3本塁打、32打点と活躍した。新人選手のアップ率300%は、1年目に中継ぎで55試合に登板する活躍をみせた2017年の黒木(208%増)を上回る球団史上最高。ただ、中川自身は満足していない。
「目に見えないミスもあった。(三塁は)ごまかしのきかないポジション。自分のなかでは一番難しいポジション。そのなかでレギュラーを取りたい」と力を込めた。
チームは正三塁手が不在。西村監督も競争の方針を打ち出している。「オフは土台をつくって、いろんな知識を身につけたい」。鍛練を積み、レギュラー争いに勝つ。(西垣戸理大)