2019.12.4 05:02

【ボアという男】イチローのスパイク即注文、名選手から何でも吸収する姿勢

【ボアという男】

イチローのスパイク即注文、名選手から何でも吸収する姿勢

 マーリンズに移籍した2015年からイチローは、スパイクをビモロに変えた。そのスパイクに興味を持ち、早い段階で「俺も履きたい」と、イチローを通して同じスパイクを注文したのがボアだった。あのとき、こう話している。

 「足への負担が軽いと聞いたから、俺も試してみたいと思ったんだ」

 17年12月には日本を訪れ、イチローの自主トレに飛び入り参加。どんなことでもいい。少しでも名選手から何かを吸収したい-その姿勢は一貫していた。

 パワーはメジャーでも屈指。イチローがマーリンズにいた当時、チームにはスタントン、モース、オズナらパワーヒッターがおり、打撃練習がホームラン競争並みに盛り上がった。そんな彼らと比べてもボアのパワーは見劣りせず、広いマーリンズ球場の3階席までポンポンと打球を運んだ。右方向への打球が多いが、レフトスタンドに運ぶ器用さもある。

 性格は豪快。愛きょうもあって、ファン受けするタイプ。エンゼルスでプレーした今季は、指名打者に大谷翔平、一塁にプホルスがいたことから出場機会が限られていた。打席をこなせば、広い甲子園でも本塁打を期待できる。 (丹羽政善通信員)