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夏の甲子園は「無理」…文科相が衝撃発言!球児の健康問題を国会でも議論

夏の甲子園は「無理」…文科相が衝撃発言!球児の健康問題を国会でも議論

今夏の甲子園大会準々決勝での1シーン。仙台育英・小濃(右)がマウンドで右手首がつりかけていた星稜・荻原にスポーツドリンクを手渡した

今夏の甲子園大会準々決勝での1シーン。仙台育英・小濃(右)がマウンドで右手首がつりかけていた星稜・荻原にスポーツドリンクを手渡した【拡大】

 萩生田光一文部科学相(56)が27日、衆院文部科学委員会で、投手の連投や投げすぎが問題視されている高校野球について問われ「アスリートファーストの観点で言えば、甲子園での夏の大会は無理。最終の決戦は秋の国体の場だと思う」などと発言した。日本高野連は「1週間で500球」の投球制限導入など、改革を始めている。来夏で102回大会を迎える、夏の甲子園の存続に関わる文科相の発言だけに波紋が広がりそうだ。

 今夏で101回を迎えた全国高校野球選手権。数々のヒーローを生み出し、球児の全力プレーで国民に感動を与えてきた甲子園大会に、日本高野連を統括する萩生田文科相が一石を投じた。

 衆院文部科学委員会で足立康史氏(日本維新の会)が、連投や投げすぎが問題視される高校野球について見解を問うと、萩生田氏は「アスリートファーストの観点で言えば、甲子園での夏の大会は無理だと思う」と発言した。

 近年の夏の甲子園では気温上昇による熱中症対策や投手の投球数が社会的な話題となっている。昨年12月に新潟県高野連が、100球に達した投手は以降の回で投球できない球数制限を導入することを決定したことが議論に拍車をかけ、今年4月26日に日本高野連は第1回「投手の障害予防に関する有識者会議」を開いた。

 横浜高元監督の渡辺元智氏や早大・小宮山監督、医師らが委員となり、9月の第3回会合では、春夏の甲子園大会と地方大会を対象に「1週間で500球」の投球数制限の答申を決定。29日の理事会で議論される。今夏の甲子園では決勝前日に休養日を設け、来年3月の選抜大会でもこれまでの準決勝前日に加え、決勝前日を休養日にするなど、改革を進めている。萩生田氏は球数制限については、「選手の健康管理を考える視点が入った点は評価できる」と理解を示した。

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  • 衆院文科委で答弁する萩生田文科相=27日午前
  • 照りつける太陽の下、おこなわれた開会式のリハーサル=5日午前、甲子園球場(撮影・寺口純平)
  • グラウンドの水分を保つため、水をまいてコンディションを整える阪神園芸の職員ら=16日午前、甲子園球場