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【ワンス・アポン・ア・タイム】ブラゼル氏(1)引退危機救われた虎からのオファー

【ワンス・アポン・ア・タイム】

ブラゼル氏(1)引退危機救われた虎からのオファー

特集:
ワンス・アポン・ア・タイム
阪神入団の経緯について激白したブラゼル氏。後ろには思い出の写真やプロ野球カードなどがずらり(撮影・丹羽政善通信員)

阪神入団の経緯について激白したブラゼル氏。後ろには思い出の写真やプロ野球カードなどがずらり(撮影・丹羽政善通信員)【拡大】

 「サンスポ火曜ワイドスペシャル」で大好評だった「ワンス・アポン・ア・タイム」のスペシャル版として、阪神などで活躍したクレイグ・ブラゼル氏(39)編を全6回、毎週木曜日付で連載します。2009年途中から12年まで在籍した阪神を含め、日本の3球団で計7年間、中軸打者として活躍。吉野家の牛丼を愛した助っ人長距離砲に、思い出をたっぷりと語ってもらいました。 (聞き手=丹羽政善通信員)

 人生、予測しないことが起こる。何が起きてもおかしくないということを学んだのが、2009年だった。阪神への入団がまさにそうだ。ケビン・メンチだっけ? 彼が不振だったからこそ、チャンスが巡ってきた。

 その前年、西武でプレーして27本塁打を打ったが、日本球界から声はかからなかった。メジャー復帰を目指したがダメだった。正直、将来のことを考えたよ。とりあえず独立リーグ(セントポール・セインツ)で1年やってみて、声がかからなかったら、バットを置こうかと思っていた。

 でも、セインツのシーズンが開幕して、最初は遠征だったんだけど、そこから帰ってきたときだったかな。代理人から「阪神が興味を持っている」と連絡があり、一気に話が進んだ。

 阪神のスカウトが見にきていた、という記憶はない。彼らとしては西武時代の俺を見ている。西武での最後、頭部への死球で試合に出られなくなった(注1)から、プレーできる状態であることさえ確認できれば、良かったみたいだ。

 そんな時だ、サンスポが取材に来たのは(笑)。あの日、球場に来るまで試合に出るつもりだった。しかし代理人が「もう決まりそうだから、試合には出なくていい」と。帰ろう思ったら君たちが来ていた。

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  • 自宅に飾られたガッツポーズをするブラゼル氏の絵
  • 絵の元になった2009年8月26日の横浜戦で一発を放ったブラゼル氏
  • 阪神などで活躍したクレイグ・ブラゼル氏
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  • ブラゼルの年度別打撃成績