2019.11.17 05:03

遊撃争いバッチバチ!阪神・木浪、北條に負けじチーム唯一マルチ

遊撃争いバッチバチ!阪神・木浪、北條に負けじチーム唯一マルチ

六回に右前打を放つ木浪。唯一のマルチで猛アピールだ(撮影・宮沢宗士郎)

六回に右前打を放つ木浪。唯一のマルチで猛アピールだ(撮影・宮沢宗士郎)【拡大】

 阪神秋季キャンプ(16日、安芸)泥にまみれた安芸での収穫を、バットで確かに示してみせた。紅組の「遊撃」でスタメン出場した木浪が、両軍唯一のマルチ安打。打撃フォームの修正に取り組む日々の中で、手応えをつかむ2安打となった。

 「結果が出たことに関してはよかったと思います。1球で仕留められたのはよかったです」

 一回1死。「三塁」でスタメン出場したライバルの北條が目の前で左前打を放つと、負けじと続いた。青柳の1ボールからの2球目を振り抜き、右前へ運んだ。さらに六回の3打席目は先頭で打席に入り、守屋から右前打。鋭いライナーで2度目のHランプを灯した。

 ただ、見据えるのはもちろんもっと上だ。三回2死での2打席目は、左腕の飯田を前に空振り三振。フルカウントから高めの釣り球に手を出して凡退した。「あそこでボール球を振っているようでは、まだまだだと思います」。右足の着地の仕方などを改良中の打撃フォームは「まだまだ固まっていない。試行錯誤しているところです」。より打てる形を、これからも模索していく。

 矢野監督も「さらに上を目指すというところでは、もちろん改良という部分も必要なところ。でも、練習からしっかり打てている。ずっといい状態なんでね。左(投手)も、もともと苦にするタイプではない。いい感じになってきているんじゃないか」と評価した。

 ルーキーイヤーの今季、遊撃での先発出場はチーム最多の88試合(北條は37試合)。四回の守備からは、北條と入れ替わって三塁にも入った。「やれと言われたことを100%できるように、準備していきたいです」。打って守って、全力で定位置争いを制する。 (箭内桃子)

  • 北條も一回に快音を響かせた