美馬がロッテ移籍を決断。来季もパ・リーグで投げる【拡大】
楽天から国内フリーエージェント(FA)権を行使した美馬学投手(33)が、ロッテに移籍する意志を固めたことが14日、サンケイスポーツの取材で分かった。複数の球界関係者の話を総合すると、美馬が親しい関係者に伝えているという。巨人、ヤクルト、宣言残留を認めていた楽天が争ったが、実力派右腕は新天地を千葉に決めた。
野球人生の岐路に立っていた美馬が、悩んだ末に重い決断を下した。ロッテは3年契約で3億9000万円程度プラス出来高払いを用意。ヤクルトも同等、巨人はそれ以上とみられる条件を提示し、楽天も宣言残留を認めていたが、ロッテ移籍を決断したもようだ。
投手不足のロッテは、シーズン中から水面下で調査。今月3日に交渉が解禁されると積極的にコンタクトを取り、熱意を伝えてきた。11日の初交渉後、松本球団本部長は「うちは若い投手が多いので見本になってくれる人物。全力で説明できたかなと思う。誠意は見せられた」と語っていた。