2019.11.2 13:00

【球界ここだけの話(1787)】秋季キャンプで鍛錬に励むベテラン和田の姿は、ソフトB全体にも刺激を与える

【球界ここだけの話(1787)】

秋季キャンプで鍛錬に励むベテラン和田の姿は、ソフトB全体にも刺激を与える

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サンスポ記者の球界ここだけの話
日本シリーズの第4戦で勝利投手になったソフトバンク・和田

日本シリーズの第4戦で勝利投手になったソフトバンク・和田【拡大】

 プロ野球は続々と秋季キャンプが始まっている。ソフトバンクは宮崎市で1日から始動した。若手の底上げが目的。ベテランは参加を免除されているが、チーム最年長の和田が名を連ねた。日本シリーズの第4戦で勝利投手になった38歳は「2010年以来ですね」と9年ぶりの秋季キャンプに意欲的だ。

 「17年は日本シリーズの後、そのままオフに入って良くなかったので」

 前回、日本シリーズで登板した17年は参加しなかった。18年の春季キャンプで左肩を痛めて1年半のリハビリ生活を送り、今季中にようやく復帰。今回は「せっかく、いい感じで投げられているから、肩のケアとか必要なトレーニングを」と若手だらけのチームに同行することを選んだ。球界でも指折りのストイックな選手。放っておいても、決してオフに手を抜くことはないが、より質の高い秋を求めた。

 「12月や1月のトレーニングに必要な準備をしたいし、監督やコーチの考えも聞きながらできる。復帰後は1軍のトレーナーさんにみてもらっていたし、このまま同じトレーナーさんにみてもらえた方がいい」

 別メニューだが、黙々と走り込むなど初日から精力的に動いた左腕は「1年間、長い回を投げられるようにしないと。自分がそうなれば投手起用もしやすくなるし、ローテーションも決めやすい」と来季を見据えた。今季はポストシーズンを含めた14度の先発で最長の7回が1度。5回未満での降板も多かった。「常に7回、8回。もう一度、完投もできるような体に戻したい」。

 さらに、後輩たちの名前を羅列して自身の立場をみつめた。「競争なので、今年のようでは駄目だと思う」。右肘痛から復帰が見込まれる東浜。今季後半は不振も、ローテーション定着を十分に狙える早大の後輩の大竹。今季は中継ぎで活躍したが、先発転向を目指す高橋純。「来季へのスタートはもう始まっている」と鍛錬に励むベテランの姿は、チーム全体にも刺激を与える。(安藤理)