ヤクルトでは村上を鍛えあげた北川氏。コーチとして虎に19年ぶりに帰ってくる【拡大】
阪神が球団OBの北川博敏氏(47)を来季のコーチとして招へいすることが16日、わかった。同氏はこの日、2軍打撃コーチを務めたヤクルトから契約満了に伴い、退団することが発表された。虎でも2軍打撃コーチが有力。ツバメの若き大砲、村上を育てた男が、19年ぶりにタテジマに復帰する。
“ミラクル男”が、19年ぶりに虎に帰ってくる。この日、ヤクルトから契約満了に伴い退団が発表された北川氏を、阪神が来季のコーチとして招へいすることがわかった。
2019年シーズン、矢野虎は奇跡のCSファイナルステージ進出を果たしたが、ストロングポイントは12球団トップのチーム防御率3・46を誇る投手力だった。球団幹部は来季組閣について「必要なところを」と明かした。
いくらゼロに抑えても、点をとらなければ勝利はない。北川氏に白羽の矢を立てたのは、12球団ワーストのチーム得点数538という攻撃力不足を改善するために“必要なところ”を埋める人材に他ならないからだ。
同氏は阪神から、2000年オフにトレードによって近鉄へ移籍。オリックスの3球団でプレーし、2012年に現役を引退した。その後はオリックスで1軍打撃コーチなどを務めた。17年から就任したヤクルトの2軍打撃コーチとしては今季36本塁打、96打点を記録したヤクルトの若き大砲、村上にとにかくバットを振らせる“猛練習”で鍛えあげた。