2019.10.12 08:00

【野村弘樹ウイニングショット】西武は「真っすぐの後のフォーク」警戒しすぎ狙い球絞れず

【野村弘樹ウイニングショット】

西武は「真っすぐの後のフォーク」警戒しすぎ狙い球絞れず

 (パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦、西武0-7ソフトバンク、ソフトバンク3勝1敗、11日、メットライフ)ソフトバンク・千賀は立ち上がり、それほど調子がいいとは思えなかった。ファーストステージ第1戦(5日、対楽天)でやられたように、フォークボールの制球に苦しんでいたからだ。

 一回先頭の秋山に右前に運ばれたのも甘く入ったフォークボールで、それをカバーしたのが140キロ台後半のカットボール。捕手の甲斐が、うまく利用した。

 真っすぐは常時150キロを超え、制球も抜群。ストライクゾーンの中でしっかりと勝負できていた。西武の打者はどうしても真っすぐの後のフォークのイメージが抜け切れず、最後まで狙い球を絞れなかった。

 八回まで投げたことも大きい。12日の中止でブルペン陣は2日休むことができるので、本当に価値のある1勝だ。

 ただ、勝負事に有利不利はあっても、“絶対”はない。西武が3試合連続で一回に先制点を許した原因は、警戒心が強すぎてボール先行の苦しいピッチングになってしまったことが大きい。毎試合追いかける展開では、いかに強力打線でもきつい。第4戦は先発がせめて三、四回まで踏ん張って主導権を握り、流れを変えたい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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