2019.10.11 08:00

【デーブ解析料理】西武は「最悪」を想定し突破口を見つけるべきだ

【デーブ解析料理】

西武は「最悪」を想定し突破口を見つけるべきだ

敗れて引き揚げる西武・辻監督(左)=メットライフドーム(撮影・村本聡)

敗れて引き揚げる西武・辻監督(左)=メットライフドーム(撮影・村本聡)【拡大】

 (パ・クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦、西武6-8ソフトバンク、ソフトバンク2勝1敗、10日、メットライフ)短期決戦は「想定をしておく」ことが非常に重要だ。「勝つため」「ミスをしないため」の準備に目が行きがちだが、実はもっと大事なのは「エラーをしたとき」「負けたとき」を想定した準備だ。

 第1戦で西武は有形無形のミスがあだとなり敗れた。六回1死三塁から木村が犠飛を打てず、八回の守備では二塁手・外崎が許した内野安打から逆転を許した。森は大事な場面でパスボール…。第2戦を前にこれをどう受け止めたか。

 「負けられない」「ミスできない」という思考では、一つ一つのプレーは重くのしかかり、ストレスになるばかり。むしろ、こういう試合では失策は出るものだと開き直り、このまま4連敗する可能性もあるぞ、という最悪の想定から、ミスをしたとき、追い込まれたときの予行演習をしておけば慌てることもない。

 西武の打撃コーチだった2008年の巨人との日本シリーズ直前、選手たちに「ラミレスの年俸だけでお前ら全員分だ。勝てるわけない」と話したことがある。後年、片岡(現巨人コーチ)から「あの言葉ですごく楽しく戦うことができた」と言われた。結果は4勝3敗で西武が日本一。究極のマイナス思考は最高のプラス思考、という。今からでも遅くない。西武は4連敗する最悪の想定から突破口を見つければいい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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