2019.10.7 08:00

【小早川毅彦の打診球診】先制点許した阪神・青柳、もっと厳しく攻めろ

【小早川毅彦の打診球診】

先制点許した阪神・青柳、もっと厳しく攻めろ

先発の阪神・青柳=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)

先発の阪神・青柳=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦、DeNA6x-4阪神、1勝1敗、6日、横浜)初戦を劇的逆転勝ちした阪神が一番やってはいけないのは、先制点を許すことだった。最悪の負け方で初戦を落としたDeNAは嫌なムードで第2戦に入ったはず。それが一回のロペスの一発で一瞬にして平常心に戻れてしまった。

 惜しまれるのは青柳のロペスに対する攻め方。2死二塁で一塁は空いていた。もっともっと厳しく攻めなければいけなかった。慎重さに欠けていたし、もったいない。シーズン終盤からの“奇跡”を手放した瞬間だったかもしれない。

 ただ、CSに入っての阪神打線はシーズン中にはあまり見られなかった反発力がある。“奇跡”に頼る必要がない、新たな勢いを感じる。

 背景には、矢野監督の変化がある。以前はベンチからマウンド、打席ばかりを注視していた矢野監督が、スコアボードに視線を注ぐシーンが激増している。これは試合の流れを先読みしてさい配するようになっている証拠。先、先を見据えているから、継投もうまくいくし、代打も的中する。野球とはそういうもの。

 七回、北條に代走を送ったシーンは、一番当たっている打者を引っ込め、その瞬間は「?」だったが、思い切り勝負していると考えれば、間違いとは言えない。

 サヨナラ負けしたが、2度追いついた戦いは自信にすればいい。運命の3戦目、阪神に不利の要素は見当たらない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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  • 1回、DeNA・ロペスに2点本塁打を許す阪神・青柳=横浜スタジアム(撮影・長尾みなみ)