2019.10.7 16:34

【一問一答】広島・佐々岡新監督「この球団にまだまだ恩返ししたい」

【一問一答】

広島・佐々岡新監督「この球団にまだまだ恩返ししたい」

監督就任会見を行う広島・佐々岡新監督=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)

監督就任会見を行う広島・佐々岡新監督=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)【拡大】

 広島・佐々岡真司新監督(52)が7日、広島市のマツダスタジアムで就任会見を行い、来季への抱負を述べた。以下はその一問一答。

 (あいさつ)

 佐々岡新監督「このたび広島東洋カープの監督をすることになりました佐々岡です。先程、松田オーナーから温かい激励の言葉をいただき、改めまして、心が引き締まる思いでいっぱいです。選手18年、1、2軍コーチ5年、今回大役を任され、ことしの経験を反省し、来季V奪回、日本一を目指して、全身全霊を込めて務めさせていただきます。これからもよろしくお願いします」

 (テレビ代表質問)

 --新監督に就任した心境は

 「球団の方から監督をお願いするという言葉をもらったとき、本当にありがたい気持ちと、自分で良いのかなという不安な気持ちと、両方ありました」

 --引き受けたあとの心境

 「決めてからはカープのため、今年の悔しさをバネにもう一度、優勝するんだという気持ちになりました」

 --家族の反応は

 「最初この話をもらって、自分1人では決められないと思い、家族、息子、娘に話をした。最初は驚き、冗談じゃないのというぐらいの感じでいましたが、自分がやると決めた瞬間から家族のなかでしっかりと、どういうことがあろうと、何をいわれようと、しっかりと僕は応援するよ、といってもらいました」

 --現役時代、佐々岡氏自身がFA権を取得した際に「大好きな球団なので行使するつもりはない」と残留。大好きな球団で監督を務める心境は

 「プロ野球に入るときに、本当に好きな球団に入れて、18年間も選手をさせてもらい、この5年間コーチをし、最後に大役の監督を任してもらえるのは、プロ野球界で誰でもできるような仕事ではない。好きな球団でできる喜びの方が自分のなかにある。この球団にまだまだ恩返ししたいという気持ちを持って、監督をしっかりやりたい」

 --球団で投手出身監督は53年ぶり

 「前の投手出身の監督は長谷川良平さん。自分としてそんなに意識もしていない。自分の色というか、歴代の監督をはじめ、ことしの緒方監督がやってきたカープ野球、基本は守りの投手を中心とした野球をやっていきたい」

 --理想とする監督像は

 「入ったときの監督が山本浩二さん。若いときに教えられたこと、歴代の監督、緒方監督をみてきたなかで基本は変わらないと思う。自分も引き継ぎ、それプラス自分の色を出せればいいと思っている」

 --どのように強化していくか

 「投手しか今までみていないなかで、まずは先発陣の充実。そしてことしの戦いのなかではリリーフ陣の弱さ、故障でいなくなったり、数が足りなくなったり、逆転されたりと、そういう展開になったなかでリリーフ陣の充実、もっともっとレベルアップしないといけない。打者にしろ、基本は投手中心でしっかり守るのが広島野球ではあるが、今の時代は打たないと勝てない。その事実もわかっている。打者、投手、まだまだレベルアップしないといけないと思っている」

 --今季は4年ぶりにBクラスに転落した要因をどのように分析する

 「まずは投手だと思っている。野手、投手、若い選手が育ってきているなかで戦わないといけない。他の球団と比べて実力的に十分に戦える。ことしBクラスに終わったが、優勝できる戦力だと思っている。その戦力をうまく生かせるようにやっていきたい。目標は優勝、日本一、変わらずやっていきたい」

 --9日に始まる秋季練習、11月の秋季キャンプのテーマは

 「まだ監督といわれて2日しかたっていないなか、なかなか頭が回っていない。9日から始まる秋季練習でいろいろなコーチと対話をして、秋季練習、11月のキャンプに向けて話し合いたい。実戦も多くなか、若い選手はフェニックス・リーグで鍛えている。そこで良い結果が出たものが1軍のキャンプにいけるだろうし、そういうところの人選もある。とにかくチームが明るく、コーチ、選手、みんなが、一体となるチーム作りをやっていきたい」

 --1、2軍投手コーチの経験が強み

 「2軍で4年間みてきて若い選手、1軍で一緒になった選手、いろいろみてきたなかで若い選手にもチャンスを与える。それだけ実力がないといけないが、カープの野球は若手を使いながら勝っていくこと。そういうシステムがあるのでどんどんアピールして2軍から1軍に上がれるように、しっかりみていきたい」

 --佐々岡新監督の現役時代に相当な球数の投げ込みをしていたが、今の選手に求めるもの

 「今の野球の違い、トレーニングの違いがあるなか、昨年僕が1軍コーチになったときに実施した先発調整だったり、投げて覚えないといけないこともある。僕の時代の300球を投げるような選手はでてこないと思うけど投げないと、打たないと、体に染みこませることが練習だと思う。選手がわかったなかでしっかりとやってほしいと思います」

 --改めて佐々新監督の色は

 「僕の現役時代もそうですし、コーチになっても気持ちは変わらないですけど、チーム全体、野球は1人でできるものではない。投手は助けてもらうものだし、野手も投手のためにという気持ちをチーム内に浸透させたい。みんなでひとつの目標に向かって、勝った喜びを味わう、負けた悔しさを味わう、そういうベンチであってほしいですし、カバーできる、みんなに愛されるチームになっていきたいなと思っています」 

 --ファンへのメッセージ

 「僕が引退するときに旧市民球場が真っ赤に染まった。僕が最後、選手たちに来年も声援を送ってくださいという言葉を残して、やめたわけですけども、今の時代、ファンの皆さまが毎試合スタンドを真っ赤に染めて力を与えてくれている。ビジターでも半分以上は真っ赤に染めて応援してくださっている。ファンの姿は選手、われわれスタッフの力になる。また来年も選手全員で優勝、日本一を目指して頑張りますので、引き続き真っ赤に染めて応援してもらいたいです」

 --キーマンは

 「ひとりに絞るのは難しいが、投手ではことしのエース、大瀬良大地で、投手陣を引っ張ってほしい。打者では中心選手の菊池、会沢、(鈴木)誠也ですね。主軸を打つ誠也に引っ張ってほしいなと思っています」

  • 監督就任会見を行う広島・佐々岡新監督=マツダスタジアム(撮影・加藤孝規)