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阪神・近本、3安打&2盗塁!八回顔面スレスレボール「来たら、当たったれと(笑)」

阪神・近本、3安打&2盗塁!八回顔面スレスレボール「来たら、当たったれと(笑)」

八回、近本が3安打目となる右前打。初CSで持ち味を存分に発揮した

八回、近本が3安打目となる右前打。初CSで持ち味を存分に発揮した【拡大】

 (セ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦、DeNA7-8阪神、阪神1勝、5日、横浜)154キロ直球が顔面スレスレにきたら、誰だってビビる。だが近本は、むしろ、燃えた。恐怖を上回る勇気が、着地する右足を前へ踏み込ませた。直後、快速左腕エスコバーの142キロスライダーを右前へ。八回、北條のミラクル打につなげた。

 「(顔面スレスレの)あの球は、もう1球続くことはないんじゃないか。と思っていました。来たら、当たったれと(笑)。それぐらいの気持ちで。(安打は)しっかり踏み込めました」

 同じルーキーの木浪の適時打で1点差に詰め寄り、なおも2死一塁から根性のアシスト打を決めた。北條の打席でこの日2つ目の二盗も決め、揺さぶった。今季対戦打率・667(3打数2安打)の相手とはいえ、一歩も引かなかった。

 一回先頭ではいきなり中前打を放ち、打線に勢いをつけた。五回にはニゴロだったが塁に残り、CS初盗塁となる二盗、さらに七回には遊撃内野安打で北條の3ランをお膳立てした。「しっかり出塁することと、後ろにつなぐことができた」。猛打賞&2盗塁に大きくうなずいた。

 公言していた盗塁王を獲得し、シーズン159安打。長嶋茂雄(巨人)の153を超え、セ・リーグ新人安打記録を樹立した実力を大一番でも発揮した。「自分たちの仕事ができたと思います。よかったです」。6点差をはね返した打線のなかでセ・リーグ新人王候補が強烈な存在感をみせつけた。 (新里公章)

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  • 5回、二盗に成功する阪神・近本=横浜スタジアム(撮影・水島啓輔)