プロ野球のユニホーム。ここ最近は期間限定ユニホームやイベントなどでさまざまな柄のモノが登場しているが、そのユニホームの着こなしも選手によってさまざま。両脇が空いているタイプに、パンツでは裾が広がっていたり…。ファンの方も気になっているところもあると思う。筆者も疑問に思ったので、メーカー担当者に聞いてみた。
オリックスのユニホームを手がけるデサント社の担当者によれば、選手のユニホームは当然、オーダー製。選手の体に応じて採寸し、それを元に作られる。そこからさらに、かなりのバリエーションがあるという。
投球時に引っかかる、可動域が広がるなどの理由から両脇を空けるタイプや、パンツだけでも「股上や股下、ウエスト、お尻周り、太ももなどがありますし、裾が広がるタイプも、どこから広げるか、など数種類があります」(同担当者)という。
生地でもメッシュとニットがあり、寒い時期や屋外球場などではニットタイプのユニホームを着用しているという。「オリックスでいえば、福田選手なんかは袖が短いものを要望されますし、吉田正尚選手もユニホームによって着こなしを変えられているので、それを考えて作っています」と説明してくれた。
球団や選手から要望を受け、ユニホームが出来上がるまでは約1カ月。なかにはトレードで加入した選手や支配下登録された選手など、通常より急ぎで完成させることもある。
同担当者は「選手から聞いた要望を作り直しせずに一発で応えられたりしたときにはやりがいを感じますね。選手がベストな状態でプレーできるように、やっています」という。多くの方が携わり、支えられているプロスポーツ界。職人技が、選手の力となっている。(西垣戸理大)