2019.9.23 08:00

【土井正博の豪傑球論】近本が得点力不足解消のカギ

【土井正博の豪傑球論】

近本が得点力不足解消のカギ

4回、安打を放つ阪神・近本=甲子園球場(撮影・水島啓輔)

4回、安打を放つ阪神・近本=甲子園球場(撮影・水島啓輔)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神3-0DeNA、24回戦、阪神15勝8敗1分、22日、甲子園)DeNA・バリオスのリズムを狂わせたのが近本。四回、チーム初安打を放ち、続く福留の打席で二盗。ボディーブローのような効果で、五回の先制劇につなげた。

 相手バッテリーをかく乱させることができる近本をいかに利用できるか。これが得点力不足解消へのポイントとなる。

 足の速い近本が塁に出ている状況で、初球から振る構えを見せているのは福留ぐらい。もちろん近本の盗塁を想定しているのはわかるが、相手が変化球を投げにくいことを思えばクリーンアップは狙わないといけない。

 今季の打線の低迷はクリーンアップを固定できなかったことに尽きる。4番として“特別扱い”されていた大山は来季、他の候補と横一線での競争になるだろう。練習するときは自分が一番下手だと思い、逆に打席に立つときは一番うまいと信じること。「石の上にも三年」という言葉があるように、死にものぐるいで3年間やれば、自信を取り戻すことができる。

 どの選手にもいえることだが、プロである以上、原因はすべて自分にある。現状に満足してはいけない。勝つために、どうすればいいか。どん欲な姿勢を求めたい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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