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楽天、台湾の人気球団・ラミゴ買収も 選手交流によるチーム強化や育成面にもメリット

楽天、台湾の人気球団・ラミゴ買収も 選手交流によるチーム強化や育成面にもメリット

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侍ジャパン
台北市から約40キロの桃園市にあるラミゴの本拠地、桃園国際棒球場

台北市から約40キロの桃園市にあるラミゴの本拠地、桃園国際棒球場【拡大】

 IT大手の楽天(本社=東京・世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)が台湾の人気プロ野球球団、ラミゴの買収に乗り出していることが17日、分かった。球界関係者が明かした。2012年以降の7シーズンで5度優勝し、昨季まで2連覇中の強豪は、7月に身売りする意向を公表していた。サッカーのスペイン1部リーグ・バルセロナや米プロバスケットボールNBAへの進出で話題の楽天に、新たな世界戦略が判明した。

 世界のスポーツ界で影響力を拡大する日本のIT企業が、さらなる“世界進出”に乗り出す可能性が出てきた。2018年度の営業収益(売上高)で1兆円超を誇る楽天が、台湾プロ野球界屈指の人気球団、ラミゴの経営に参画するプランが持ち上がった。

 「ラミゴとの買収交渉に成功したという情報がある」。球界関係者が証言した。ラミゴは、台湾北西部の桃園市に本拠地を置く球団。4球団が加盟する台湾の国内リーグで昨季まで2年連続王者となるなど、強豪チームとして知られる。

 若年層のファンが多く、チアリーダー「ラミガールズ」も人気を博すが、経営規模の拡大に伴い選手の年俸などが高騰。親会社の靴製造業ラニューの資金では継続的な運営が難しく、今年7月に球団を売却する意思を公表していた。経営を引き継ぐ企業を探す中で、日本の関係者にも複数のオファーが出されていたもよう。有力な交渉先として楽天の名前が挙がったものとみられる。

 楽天にとってメリットは大きい。08年から「台湾楽天市場」を開始。今年3月に台湾のネット通販最大手「PCホーム」と提携し、7月には傘下の楽天銀行が台湾での銀行業務認可を取得するなど、当地でのビジネス拡大を進めている。屈指の人気と実力を持つ球団への経営参画は、知名度アップ、ブランド力向上への後押しとなる。

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  • 台湾で圧倒的支持を集めるラミガールズ。2016年にはロッテのキャンプ地、沖縄・石垣島で美脚を披露した
  • 2018年5月、J1神戸のユニホームを手に撮影に応じるイニエスタ(右)と三木谷会長
  • 現日本ハム・王柏融ら輩出
  • 日本でプレーした主な台湾出身選手